長崎の畑で白骨死体 〜坂本秀夫さん(74)?
長崎放送(NBC)のニュースを転記します。
畑で白骨化した身元不明の遺体 長崎市大鳥町
6/23(日) 9:19配信
NBC長崎放送
22日午後、長崎市内の畑で身元不明の遺体が見つかり、現在、警察が身元や死因を捜査しています。
22日午後4時半ごろ、長崎市大鳥町の畑で近所の男性が白骨化した遺体を発見し、その男性から依頼を受けた知人が「白骨化した遺体のようなものがある」と警察へ通報しました。
警察によりますと、見つかった遺体は畑に横たわっており、上下ともに紺色の服と黒色の靴下、黒色のスニーカー、黒色の野球帽、銀縁の眼鏡を身に着け、白骨化した状態だったということです。氏名や年齢、性別などは分かっていません。
現在、警察が身元や死因について詳しく調べています。
読んだ時、「これって、今春テレメンタリーで取り上げられていた長崎の行方不明の方でないか?」です。ヤフコメを読むと、やはり皆同じことを考えているようです。
yjo********
6日前
状況や遺留品からみて昨年長崎市新中川町の自宅から散歩をすると言って出たきり失踪していた坂本秀夫さんで間違いないだろう。長く見つからなかっただけに亡くなられているとは思っていたが残念でならない。ご冥福をお祈りする。一日でも早くDNA鑑定など身元確認を済ませて遺族の元へ帰って欲しいですね。
mk2********
6/23(日) 9:57
確かに坂本さんの行方不明時の服装は「紺色トレーナー、黒色長ズボン、黒色スニーカー、紺色野球帽子(あと写真のメガネはメタル系のフレーム…)」ということで情報提供を呼びかけられていましたね。。。
服装の状況は共通点が多そうですね。
e21********
6日前
坂本さんのことを思い出す方が多いのは、いろいろな所に捜索願の顔写真が貼られているからでしょうか。
かくいう私もこの方のことは気になっていましたが。
しょっちゅう行方不明の方の市内連絡があるけど、見つかったかどうかの後報がないから、気にかけようがない。
見つかったらちゃんと教えてほしい。
2023年9月に福岡のNetIB-Newsに出ていた記事を転載します。
行方不明の坂本秀夫さん(73、長崎市)の情報募集
長崎市域
2023年9月29日 16:30
長崎市新中川町の坂本秀夫さん(73)が今年4月から行方不明となり、家族が行方を捜している。家族は長崎県内では可能な限りの捜索を行ったとして、近県も含め捜索の範囲を広げている。似たような人物の目撃情報など、些細であっても捜索につながる情報を求めている。
情報は、インスタグラム「@XXXXX」まで。記事末尾にある「※記事へのご意見はこちらから」でも受け付ける。
家族によると、秀夫さんは認知症を患っており、日課としていた散策に出た後、行方不明になった。その際の服装は紺色のトレーナー、黒色の長ズボン、黒色スニーカー、紺色の野球帽。所持金はもっていなかった。
家族は警察に捜索願を出しており、地元メディアの協力も得て情報を募っていた。また、家族は長崎市内のみならず、県内の山中にも足を踏み入れるなど捜索をし尽くしたという。
家族の1人は、「同様の境遇にあった方から、県を跨いで認知症患者の行方不明者が見つかったという例を聞き、福岡県内でも捜索することにしました。情報拡散などでご協力いただければ」と話している。
2022年の日本の高齢者(65歳以上)人口は3,627万人で、人口割合(高齢者比率)は29.1%。認知症患者数については、25年に高齢者の5人に1人を占めるようになるとの試算もあり、坂本さん家族が置かれている境遇は他人事ではない状況になりつつある。
坂本さんは長崎市の旧県立図書館にあった「石だたみ」というレストランを30年以上経営していました。2018年、長崎名物の「トルコライス」用と思われるウコンライスを沢山炒める坂本さんが紹介されています。元気に笑いながら、家族と和気藹々で店を切り盛りしています。しかし、坂本さんは2012年62歳当時に「アルツハイマー病」と診断されていました。認知症は軽度だったようでその後もレストランの仕事を継続していたようですが、2018年閉店しています。その後も認知症の進行は緩やかだったようで、身の回りのことはほとんどでき、家族や自分の名前を言え、自宅住所も言えたそうです。2023年4月72歳で、行方不明当日も2回近所の兄(81歳)の家に行き戻って来ていましたが、16時に外出したまま戻りませんでした。17時過ぎに夕食に戻らないため電話すると、携帯に出て「今帰ってきよる!」と甲高く声を荒げそのまま切ったそうです。今までなかったくらいかなり興奮していたようで、妻の問いかけにもまともに返事できませんでした。その日の20時には電源も切れてしまいます。坂本さんと思われる人物が最後に見られた公園近くで出会った女子高生が「お散歩ですか?」と声をかけたら、「何処に行ったらいいかわからない」と答えたと出ています。女子高生たちは事情を知らなかったはずで、その答えにあまり深く考えなかったのでしょう。
その後家族は坂本さんを捜しになんと福岡市まではるばる行っていますが、見つかりません。家族は父親の坂本さんがとても好きだったようで、見つからないでも「きっと大丈夫」と自分を励ます姿が痛々しかったです。しかし2月捜索する坂本さんの長女は「見つかってほしいという気持ちと見つかってほしくないという気持ちが交錯する」と言っています。もう生存を諦めた気持ちだったのでしょう。
坂本さんの自宅と今回白骨死体が見つかった場所はこういう感じです。およそ2キロ程度の距離です。坂本さんの家族が何度も捜しに行った烽火山(ほうかさん)は自宅の東方向で、残念ながら今回の白骨発見場所とは真逆の方向でした。
最近、認知症の高齢者が行方不明になるニュースは増える一方です。このテレメンタリーでも以下のグラフが出ていました。
このドキュメンタリーのyoutubeのコメントにもこんなのがありました。
@ms2528
5 か月前
私の祖母も5年前、行方不明になりました。
直ぐに見つかりましたが、捜してる間は
生きた心地がしませんでした。
それからは施設に入りましたが
あの時の事は鮮明に覚えています。
それからはなるべく、
高齢者の方が1人でウロウロしてたら
声を掛けるようにしています。
お父様が早く見つかる事を祈ります
@user-pr9cj2fc5r
4 か月前
私の友達のお父さんも5年程前に車で出たまま行方が分からなくり今も帰って来ません。
軽度の認知症だったと言う事で車は山道に停めてあったとの事です。
彼女の気持ちを考えると本当に胸が締め付けられました。
@kiyomi3182
5 か月前
辛い気持ちご察しします。私の職場の先輩看護師だった元同僚の方も63歳で退職後、若年性アルツハイマーになられたらしく73歳を迎えた2年前の春頃に何度かの軽い行方不明→帰宅の後、真夏の8月に行方が途絶えて今も見つかってないです。
今回このような形で発見されたことは坂本さんのご家族にはショックだったと思います。しかし、同時に1年過ぎて自宅に迎えることができ、ほっとした気持ちにもなられるのでないでしょうか。これから認知症患者はますます増加していき、600万人くらいまでになると予測されています。そして2050年くらいまでは高止まりのままと考えられています。これからも、たくさんの「坂本さん」が出るのでしょう。



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