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日本化粧品協会とは 〜何ともアヤシげな団体

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東大皮膚科学教授を接待強要で提訴 〜日本化粧品協会

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そもそも日本化粧品協会はどういう共同研究を東大皮膚科に持ちかけたのか?それがこれです。

東京大学大学院医学系研究科皮膚科学と日本化粧品協会が「臨床カンナビノイド学」社会連携講座設置および共同研究開始を発表

〜日本最初のカンナビノイドの基礎研究および臨床研究機関を発足〜


一般社団法人日本化粧品協会

2023年4月10日 10時00分

一般社団法人日本化粧品協会は、令和5年4月1日より、国立大学法人東京大学大学院医学系研究科皮膚科学提携のもと、「東京大学大学院医学系研究科臨床カンナビノイド学」(http://ccr.umin.jp/)を設置、共同研究を開始いたします。日本化粧品協会内の組織である「カンナビノイド審査委員会」で行ってきたCBD製品の調査・分析による知見と、植物性カンナビノイドの基礎研究および臨床研究を通して、カンナビノイドの皮膚に対する作用機序を明らかにし、皮膚疾患に対する有効性のエビデンスを創出していきます。


カンナビノイドというと大麻の主成分というのが普通の医師の認識ですが、皮膚にもなにか影響があるの?調べるとこういうのが出て来ます。

CBDは「カンナビジオール」の略で、

大麻草等に含まれる植物由来成分の一つです。

他にも、植物や、オレンジの皮等からも抽出されます。


マリファナやハシッシュの原料で多くの生理活性物質は、総称して

「カンナビノイド」を含有していると言われていますが、

その主なものはTHCと、CBDです。

THCは向精神作用を有しており、麻薬としてのマリファナは、

THCを高濃度に含んでおります。

一方、CBDには、向精神作用はありません。

その為、精神活性作用や、依存性は無く、日本でも合法な成分です。


2018年にはWHOがCBD成分の有用性や安全性を正式に発表しております。

世界ドーピング防止機構(WADA)も同様に、禁止薬物指定から、CBDを除外すると公表しました。

CBDの作用の仕組みについて


CBDが植物性カンナビノイドの成分だということは先程触れましたが、実は人間も内因性カンナビノイドと呼ばれるカンナビノイド成分を体内で生成しております。

カンナビノイドは体内に不調が起こった時に神経伝達物質として体内を流れていく役割があるのですが、その流れ着く場所、カンナビノイドを受け取る器官がカンナビノイド受容体です。

カンナビノイド受容体は脳・肺・血管・腸など全身の様々な場所に分布しており、中枢神経系(CB1)と末梢神経系(CB2)の2種類に分類されます。

カンナビノイド受容体はカンナビノイドから体内不調の報せを受け取ると、周辺の細胞に不調を整えるよう働きかけます。この時カンナビノイドが不足していると、体内不調の伝達が上手く機能しなくなります。この状態をカンナビノイド欠乏症と呼びます。


☆補足

カンナビノイド受容体とは??

・カンナビノイド受容体は神経伝達物質として流れてくるカンナビノイドを受け取る役割がある

・CB1、CB2の2種類に分類され全身に分布している

・体内の不調を周辺の細胞に伝える

・カンナビノイドが不足していると上手く機能しない

カンナビノイドの受容体は脳など神経系だけでなく、色々な組織にもあるのか。

人間にあるエンドカンナビノイド(=ECS)というシステムが関係しています。

エンドカンナビノイドというシステムは、気分、ホルモン、エネルギーレベル、免疫系、痛みの感じ方、ストレスレベルなど、あらゆるものを調整するのに重要な役割を果たすものです。

そうですね、こういう外来成分はアゴニストとして生体にある本来のリガンドと同等の作用があるもので、生体にある本来のリガンド、つまりこの場合はエンドカンナビノイドの作用を知ることが大切です。しかし、こういう広範に受容体が分布していてしかも受容体の種類が2つしかないアゴニストだとすると、医薬としてピンポイントに皮膚だけに作用を絞るのは相当難しい気がします。

しかし、こんな記載があります。

研究によると、CBDは体内の活性酸素(フリーラジカル)を中和し、酸化ストレスを軽減する働きを持っています。これにより、細胞の損傷を防ぎ、炎症の軽減や神経保護などの効果が期待されています。


フリーラジカルはとても不安定な原子です。体内では、日常における様々な活動や外部環境によってフリーラジカルが発生します。放っておくと酸化ストレスとして体に大きなダメージを与え、肉体の老化やがんなど様々な悪影響を及ぼします。

CBDは酸化ストレスの直接の原因であるフリーラジカルを中和してくれるため高い抗酸化作用が期待できます。

また、人体にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)によって、ホメオスタシス(恒常性)を保ち、フリーラジカルを取り除く機能が備わっています。CBDを含む様々なカンナビノイドが、ECSを強化させてフリーラジカルが取り除かれるという捉え方もできます。ビタミンCやビタミンEよりも高い作用


CBDは代表的な抗酸化作用を持つ物質である、ビタミンCやビタミンEよりも30~50%高い値を示すという報告もあります。

???カンナビジオールはアゴニストではなく、還元剤としてフリーラジカル除去にも働くの?確かにビタミンCとか色々な局面で違う作用をする物質もあるけど、カンナビジオールもそれと同じなの?pubmedを調べると確かに最近そういう論文が増えていますが、まだまだ知見は少ないです。もしそれが事実だとしても、カンナビノイド受容体への影響も調べなくてはならず、実際皮膚炎症疾患の治療薬として使えるようになるには、10年くらい最低でもかかるのでないかと感じます。強皮症のような皮膚自己免疫疾患を研究する佐藤伸一教授にとって炎症とはいっても必ずしも専門とは言えない内容ですが、それでも開発には長期が必要なことぐらいわかっていたでしょう。


 ところがこの日本化粧品協会と立ち上げた東大皮膚科内の「臨床カンナビノイド学」社会連携講座は2023年4月に発足して、2025年3月には廃止になってしまいました。たった2年弱ですが、その間に前記した教授たちへの接待攻勢がおこなわれていたわけです。某医師向けサイトの掲示板中にこういう推測(邪推?)が出ていましたが、おそらく当たりでないでしょうか?

日本化粧品協会:あの教授、結構脇甘いわ。いっちょ仕込むか→

教授:向こうの言いなりに高額接待を受け、だんだん感覚麻痺。世間知らずのところもあり、東大の教授ならこんなもんかと。挙句の果て、「先生はあっちの方は好きですか?」とか言われて、SOAPに→

日本化粧品協会:よっしゃ一丁上がりとばかりに、徐に(註 おもむろに)教授に考えられないような無茶な案件を強要。→

教授:このあたりでさすがに世間知らずの教授も自分が嵌められたことに気が付き、向こうに、それじゃ、共同研究やめるぞと反撃→

日本化粧品協会:そんなことするなら接待内容をばらすぞと恫喝→

教授:大学に駆け込み→日本化粧品協会:じゃあ、告訴ね→

大学は弁護士と対応を協議中(今ここ)

子どもの頃に読んだインドの民話に学はあっても分別がない秀才が、あっという間にライオンに食われて死んでしまう話がありました。まさにそれを地でいく話です。


 ところで日本化粧品協会は厚労省が認可した団体でもなんでもありません。似たような名前で日本化粧品検定協会とか日本化粧品工業会とかいろいろありますが、それらとまったく関係ありません。やってることはこのカンナビジオールの濃度測定くらいで、まことに胡散臭いです。こんな訴えもありました。「RCTジャパン」という会社のサイトです。

2020/07/04 

 【CBD製品を勝手に検査!日本化粧品協会】


オレンジCBDの輸入再開を発表しましたが、あまりオーダーがないので、おかしいな〜と思っていたら、ある人から、「持田さんのオレンジCBD に、CBD が含まれていない」と書いてあるよと教えてもらいました。


驚いて、早速、見てみると、ひどい内容!そのサイトは、日本化粧品協会のカンナビノイド審査委員会https://japan-ca.jp/cbd/

化粧品の協会なのに、化粧品だけでなく食品も含めた大麻CBD製品の品質チェックをしています。


勝手に、製品を買って、アメリカの検査機関に送り、CBD 、THCなど大麻に含まれるカンナビノイドを自費(?)で検査。相手会社の承諾も取らずに、検査結果をホームページに公表。

「THCが含まれていたとするPH社は、大麻取締法違反として通報します」

「CBDが含まれていなかった製品には、景表法違反として通報します」

となんだか、怖い発表をしています。


消費者庁の手先か?大麻自警団?ちなみに、CBDはOK成分、THCはNG成分です。ホームページには、厚労省の連携外郭団体のように書かれていましたので、厚労省に確認すると、「一切関係ない団体」とのこと。


(顧問に総務省の天下りはいる、しかも…! 最後まで読んでください)

で、このサイトの中の株)スーパーフードラボ社の製品「オーガニックス シルキー シャンプー」のところに、

「分析結果:CBD含有量 0%

(分析機関:BelCosta Labs)


課題:

「オレンジ由来CBD」の存在を確認する。

原料製造会社が製造業者に示した分析表などの裏付け調査を行う。」

と書かれており、「へー、うち以外にも、オレンジCBDを販売している会社があるんだ」と思って検査結果を見たら、

https://japan-ca.jp/cbd/wp/wp-content/uploads/cbd_analitics04.pdf

なんと私が作った製品説明資料のパワポが、そのまま貼ってあるじゃ

あ~りませんか!えー、聞いてませんけど~!


さっそく、株)スーパーフードラボに電話をして、弊社のオレンジCBDを使っているのか?と聞くと、

・アメリカから独自に仕入れた

「シトラスCBD」を入れている。

・掲載されているパワポは、スーパーフードラボが、日本化粧品協会に提供したものではなく、RCTジャパンのサイトから、日本化粧品協会が勝手にダウンロードして掲載していると思われる。との回答。

こんな訴えを一目見たら、日本化粧品協会がまっとうな団体でないことがすぐわかります。佐藤教授に提供したと日本化粧品協会が主張する2000万円の金の出所も相当気になります。ああ、佐藤教授はこんなのに引っかかって恥ずかしい所業も暴露され、しかもこのままだと辞職だけで済まず警察に逮捕される可能性だってあります。あまりに愚かしい。これが日本一の学府とやらで起こった事件かと思うと、愚かしいを通り越して哀れみすら感じます。以前紹介した岡山容子医師は自分が「欲が深く、愚かで真っ黒な人間と言いましたが、この佐藤伸一教授こそ「欲が深く、愚かで真っ黒な人間」で、医者の風上にも置けない人物です。

日常考えたことを書きます