最近大きな地震がないのが怖い 〜7月5日が問題ではない
(デイリー新潮の記事の解説図から)
6月の記事で目を引いたのが下記記事です。デイリー新潮から引用します。
「7月5日に東日本大震災の3倍の津波が」 荒唐無稽な予言をなぜ中国人は信じるのか 「風水が重要視され、超自然的なことを信じる土壌」
6/20(金) 11:07配信
7月5日に大津波が日本を襲う――こんな“予言”が香港・韓国・台湾などアジア各地で広まり、人々の足を日本から遠ざけている。不穏なうわさに気をもむ地域を取材してみると、対中関係から土着の文化まで、実にさまざまな事情が“予言”ブームの陰に見てとれるのだ。
未来で自分がいつ災難に遭うのか、分かったらいいのに――地震や台風の被害に度々見舞われるわれら日本人にとって、これほど切実な願いはないだろう。ひいては“予言”や“未来予知”といったワードに思わず反応してしまうのも、時代を問わない人のさがだ。
「2021年に出版された『私が見た未来 完全版』(飛鳥新社)というマンガ本が、今年5月下旬に累計発行部数100万部を突破し、異例の売れ行きを見せています。作者の女性・たつき諒氏(70)が“予知夢”を見た体験をマンガにしたオカルトチックな内容で、原著は1999年の出版。長らく絶版本でしたが、20年ごろ、表紙にある〈大災害は2011年3月〉との予知夢が東日本大震災を言い当てていると話題になり、22年ぶりに再編集された経緯があります」(出版業界関係者)
私は今年1月にこの話題をネットで知り、この「私が見た未来 完全版」を読みました。
春季の予約が減っている理由を調べたところ……
今になり同著が版を重ねているのは「完全版」で追加された新たな“予言”の日が近いからだという。
「たつき氏は『完全版』の中で21年7月に見た夢に触れています。いわく〈突然、日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂〉し、日本の太平洋側などに〈東日本大震災の3倍〉ほどの巨大な波が押し寄せるというのです。夢の内容や見た日付を根拠に、たつき氏は25年7月5日にこの災害が起こるとあとがきで記しています」(前出の出版業界関係者)
この“予言”にいち早く反応したのは、日本から海を隔てて約3000キロも離れた香港の人々だった。
「4月、香港のLCCグレーターベイ航空は仙台と徳島へ運航する香港との定期便を、それぞれ週1往復分減らすと発表しました。同社いわく2月に春季の予約が3割ほど減っていたため理由を調べたところ、香港で予言が流布していることが一因と突き止めたそうです。他にも米子空港で減便が検討されており、各県の知事は困惑しつつ会見でその影響を憂える言葉を述べました」(国交省担当記者)
私は未来を夢で体験することはあり得ると感じます。自分の経験として、全然行ったことがないけどやけに特徴的な地形を夢で見て「何だろ?」と思っていたら、数ヶ月後テレビのロケ場面で偶然見た経験があるからです。deja vu(デジャビュ)というフランス語は「既視感」という意味ですが、その前に一度見たという記憶が「なんとなく」という曖昧なものでなく、「夢」ではっきり視た記憶はあり得ると思います。ただ、私の場合そういう経験は小学生の頃に数回といった程度で、大人になってからは全くありません。それにしてもたつき氏のような大がかりかつ具体性がある「予知夢」に相当する夢は視たことがありません。ですから、この本を読んでも「ぽこんと起こる地殻変動」はやや唐突に感じました。いくら2011年の東日本大震災を予見したといっても、このたつき氏が見た数多くの夢の一つでしょう。書かれてなくて当たらない(あるいは当たらなかった)夢の方がずっと多いのでないでしょうか。この本に書かれている他のホラーじみた夢にしても、まあ笑ってしまえる範囲の内容です。
「7月のツアーも全然ダメ」
実際に鳥取県と徳島県に影響について尋ねると、
「予言を気にしてか、米子空港の香港定期便の搭乗率は4月に58.7%だったのに対し、5月は43.3%と大きく落ち込んでいます」(鳥取県観光戦略課)
「4月に現地の旅行代理店に聞いたところ、訪日客が普段より2~3割減っているそうです。全てが予言の影響なのか測りかねますが、困ったことには違いありません」(徳島県観光誘客課)
と、どちらも頭を抱える。また、香港向けのさる旅行代理店も、客足が伸び悩んでいるという。
「普段は30人程度を1グループとし沖縄ツアーを組んでいますが、2月ごろから応募が減り10人ほどになってしまいました。今の時期には埋まるはずの7月のツアーも、今年は全然ダメです」(担当者)
こうした事態を重く見てか、内閣府や気象庁はXで「日時を特定した地震の予知は不可能」などと異例の投稿を行った。たつき氏はこうした反響に対し、「“過度に振り回されず、専門家の意見を参考に適切な行動を”といったコメントを新聞などに寄せています。本の中でも防災の大切さなどを唱えてオカルト本なりに“体裁”を保っていますが、予言で悪影響が出ているのは事実です」(先の出版業界関係者)
・・・私思うのですが、今インバウンド観光客の日本流入は度を超えています。京都などの観光名所各所のひどい状況が、ニュースでもこれでもかと報道されています。当分京都に行きたくないと思うくらいだったので、減少でちょうどいいのでないか?日本政府も静観でいいと思います。
ヤフコメは何と言うでしょうか?
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1日前
中年以上の人はノストラダムスの大予言を経験してるので結果がどうなるか見えてるけど、グレーゾーンと言われる人は大なり小なり信じてそう。
日本だけでも1700万人居るらしいから人口の多い中華圏に広まると経済にも影響出るよね。
日本でもインドネシアやチリで大地震があると太平洋プレートに沿って次は日本国内で大地震起こるのでは?と噂立つから、香港もミャンマーや台湾でも地震あったから次は日本と思っている節ありそう。
ちょうど週末だし日本人が国内旅行するチャンスかもね。
「ノストラダムスの大予言」大流行りでしたね。16世紀のミシェル・ノストラダムスというフランス人占星術師が書いた予言集に、「1999年7月に人類が滅亡する」と書かれてると読み解いたとして五島勉という作家が出した本です。あの当時はオカルトブームでもあったけど、「空から降りて来る恐怖の大魔王」は何ぞ?今なら小惑星がそれそのものでないかと思えるので、実際その「大魔王」が落ちて来たらえらいことになります。人類滅亡でしょう。小惑星って軌道予測がすごく難しいので、確かに「青天の霹靂」になる可能性が高いです。ですが、小惑星の来襲確率など1億年に1回程度の低頻度なので、予言など無理でないか。wikiを読むと、当時のオイルショックなどの不安な世相と書物に対する盲目的な信頼感から、ノストラダムス騒動が大きくなったとされています。
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1日前
たつき諒先生の漫画を買って読みましたが、ノストラダムスの五島勉氏のように、不安を煽るだけ煽って部数稼ぎをしてるのではなく、ただ淡々と自分の見た夢を描き綴っているのみで、悪意を感じない、だがそれが余計に怖い。
世の中には科学のみでは立証出来ない事象が存在するのもまた事実である。
そう、確かにたつき氏の「私が見た未来」は煽る内容ではなく淡々と書かれているし、第一あくまで夢にすぎないと念押ししています。しかし、2025年7月と言い切る断定感はノストラダムスの大予言と似ています。
dor********
1日前
この漫画読んだけど、書いてあったのはこんな夢見ました!で、何年後かに当たってましたって内容だった
唯一、漫画に書いてあってその後に起きたのが東日本大震災
表紙に「大災害は2011年3月」と書いてあった。
本人が「インドに行ってわかったのは、私が前世でサイババの娘だったということです」 という記事を見てちょっと安心した
サイババか、懐かしい。これも超能力やオカルトブームの頃、すごい人気でした。しかし、たつき氏が前世でサイババの娘だったとか言うのは、ちょっとな。こういう輪廻転生の発想、私はそもそも信じてないのでまったく受け付けません。まあ、たつき氏の予知夢は与太話の類いの扱いでいいでしょう。
chl********
1日前
風水がどうだとか、方角がとか、干支がとか、星座がとかいって信じ込む人種というのは、精神年齢が幼稚なんだよ。だから怪しい宗教にも簡単に入信したりする。 世の中には人間の力の及ばない力が存在するというのは間違いない事実だ。だから人智を超えた出来事が人生には度々起こるわけだ。ただそれは風水や方角や干支や星座とは何の関係もない。
私もそう思います。オウム真理教の入信者をみると、知性の高さと精神的な成熟は独立したものと考えるべきだとつくづく感じます。特に大した努力をしなくても高い知性や運動能力を発揮できる者は自分の天性の能力に感謝すると同時に、精神的な鍛錬を意識して強化しないととんでもない事態になると肝に銘ずべきでしょう。
cde********
1日前
>「7月5日に東日本大震災の3倍の津波が」 荒唐無稽な予言をなぜ中国人は信じるのか 「風水が重要視され、超自然的なことを信じる土壌」
そのような超自然的なことを信じる土壌はあるのだろうが、あの予言を信じるのは、今回については、彼らの願望が根底にあるような気がする。
「他者の不幸は蜜の味」というのは、大なり小なり、誰にでもあることだけどね。歴史的経緯やら、教育や宣伝やらで、そう思う傾向が強まっているからね。そうなって欲しいと強く願っているのではないだろうか。
この人は陰謀論による被害妄想思考でしょう。頭がねじれてるアホでしょうか?
jes********
6時間前
記事の主張する風水を重要視し超自然的なことを信じる土壌が本当にあるのなら
「日本という国は在住するのに不向き。特に埼玉県の川口辺りや東京の埋め立て地は当人だけでなく一族揃って不幸に見舞われる。」
とでも流言したくなりますね。
こういう流言は災害時には増幅して人種偏見による憎悪テロを招くから、発言をやめましょう。
lmt********
1日前
別にこの予知夢じゃなくても
日本では30年前から30年の間に起きるから
備えろ!って言われ続けてたし
東南海地震は今まで以上だって専門家も
言ってたじゃん!
もう30年経ってるからある意味専門家の
予言もはずれてるけどな
専門家の30年の間が今年の7月に来ても
不思議じゃないしね
起こると思って備えてたっていいじゃん
7月5日に来ると思って備えてもいいじゃん!
単純な発想だけど、私はこれにもっとも近いかな。関東大震災から100年以上この首都圏で大地震が起きてないのは、確率的に異常な状況に感じます。もういつ何時、関東大震災のような首都圏直下型か南海トラフによる大地震が起こっても不思議ではないです。私は自分が関係する仕事場各所にそれぞれ水を60リットル以上備蓄しており、簡易トイレや非常用バッテリーも購入して置いてあります。今の勤務先がどこも自宅からかなり遠いので、何日も帰れない可能性が十分にあるからです。事務方が「先生、いざとなったら隣りの大型スーパーに行けばいいじゃないですか?」と半ばあきれ顔で言いますが、そんなもの当てにならないと思っています。東日本大震災の時だってあっという間にものがなくなりました。あの時はまだ薄ら寒い時期だったからまだましだったが、今みたいに夏の高温が容赦なく続く時代、夏に起こったら水なんていくらあっても足りないと思います。それに首都圏は外国人労働者の数がこの1,2年ものすごく増加していて、上のような偏見ある意見とは別に、非常時何が起こってもおかしくないと用心しています。首や腕に派手な入れ墨をするのは、彼の国にあっても真っ当な人間のすることとは思えないけど、そういう類いの外国人が今の日本でものすごく増えて全然珍しくない現実は直視しています。2011年と違ってアメリカみたいに略奪行為や殺人を含む凶悪事件が起きても、全然驚きません。とりあえず私は地震による建物倒壊で圧死しない限り、暑熱や凶悪事件を耐えて生き残るつもりだからほっといてくれです。
こどもたちはそういうこともあって大学進学は都内にさせず、遠く地方に送りました。それからもう10年近く経って生活圏をその地で確保しており、そちらはもう心配ない。大地震は首都圏でなくても起こる可能性は十分あるが、少なくとも倒壊で死ぬことはない環境を確保しています。あとは我々のみですが、しっかり備えます。都内に億ションを買おうと右往左往する富裕層とやらがたーくさん居るようですが、1億円もする棺桶は少なくとも我々は要らないから!まもなく7月5日ですが、たつき氏のおかげで防災準備を怠りなくすることができました。

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