キュウリは普通生で食べるものですが、NHKの「うまいっ」で火を通して食べる石川県のキュウリの存在を知りました。それが「加賀太きゅうり」です。数年前の放映だったと思いますが、機会あれば食べてみたいと思っておりました。

　そのキュウリが最近スーパーなどにも出回るようになりましたね。写真のようなキュウリでかなり大きくて太く、持つとずっしりします。以前だったらまず買わなかったと思いますが、「金沢料理で食べられる」と聞いては無視できません。早速何度か買って、食べました。最初に失敗したのは、「皮を剥かなかったこと」。剥かなくても食べられますが、どうも皮が引っかかります。そこで調べて皮は剥いて調理することを知り、2度目からそうしました。でも完全に剥かないで若干残して調理した方が、香りが良いように感じます。

　さて皮を剥いて二つ割りにして、タネの部分をしごいて全部とります。今回はアサリを炊いた残りの汁に、鳥出しと沖縄そばのだし汁を合わせて炊きました。別の鍋に鶏挽肉をとり水と日本酒を入れて軽く火を通し、愛媛産の麦みそと砂糖を加えて煮詰めます。

　すぐ出来上がります。早速盛り付けて晩酌の肴としました。まず香りがいいですね。キュウリの香りが強く出ます。あっさりした出し汁の味付けでいただくと、暑気払いにも良さそうです。ごちそうさまでした。