むかしカレイ 〜美味しいヨ
私の故郷のひとつは瀬戸内ですが、あまり行ったことがないです。祖父母は向こうで生まれて東京に出て来たので故郷との付き合いがずっとあり、祖父母の家に行くとよく彼の地の物産がいろいろ送られてきていました。その中のひとつに「でべら」がありました。AIGoogleさんによると
「でべら」とは、広島県尾道市が名産とする、タマガンゾウビラメという魚を干したものです。手のひらに似た形をしていることから「手平(てびら)」が訛って「でべら」と呼ばれるようになりました。冬の尾道の風物詩であり、酒の肴や珍味として親しまれています。
だそうです。しかし、尾道以外でも「でべら」は広く瀬戸内沿岸で親しまれていると思います。型もタマガンゾウビラメみたいな楕円形の魚ばかりでなく、カレイみたいな菱形も結構多い印象です。いろいろな小型カレイの仲間を使っているのでないでしょうか。岡山や広島を旅行した時に懐かしく思って買いますが、最近はロクなのがない。小さい上に飴掛けしてあったりして美味しくない。その上異臭というか異味がすることもあり、よくみるとインドネシア産だったりします。それでもムリして食べるとお腹が壊れたりすることもあって、最近はほとんど買いませんでした。唯一買うのは、浅草・中村屋取り扱いの干しカレイですが、ちょっと大きいのだな。こどもの頃からの習慣で、とんかちで叩いたりあぶったりしないでそのまま食うのですが、頭が固くて若干引っかかる。
ところが読売にこんなニュースが出ていました。
兵庫・但馬漁協発「むかしカレイ」…商品価値低い魚をパリパリ食感楽しめる干物に
兵庫県北部の但馬地域でとれた小ぶりのヒレグロ(ヤマカレイ)を堅干しに加工した。素揚げやあぶりで味わうと、パリパリの食感と潮の香りが楽しめる。「昔ながらのおやつ」として購入する観光客も
むかしカレイ
ホタルイカやズワイガニの水揚げで知られる但馬地域で、小型のカレイは商品価値が低く、従来はほとんど港に持ち帰らなかった。主要魚種の不漁に苦しむ漁業者の支援策として、但馬漁業協同組合(本所・兵庫県香美町)が買い上げ、2023年に商品化した。
ハタハタを原料にした 魚醤 で味付けし、水分がなくなるまで乾燥させている。素揚げは砂糖じょうゆ、あぶりなら七味唐辛子を加えたマヨネーズが合う。「昔ながらのおやつ」として買って帰る観光客も多い。
「保存食としてもおすすめ」
但馬漁協直販加工部の丸山和彦さん
「商品価値が低い小型魚などを加工し、有効活用する取り組みをこれまで続けてきました。魚醤もその一つです。むかしカレイは最長120日間、常温保存ができるので保存食としてもおすすめです」
兵庫県でも但馬というと、日本海側ですね。でべらとは違うかもしれないけど、写真からするとなかなかよさげなので、早速注文してみました。いや、これ今まで食べたでべら類でもっともよい。小さくて頭とか気にならないし、魚醤に漬けているというほどの塩辛さも感じません。というかほとんど塩味なしで、うま味のみ。いやー、これは懐かしい素朴な味で、廃物利用みたいな言い方するのはもったいない。日本酒の肴に絶好です。つくるのは手間が掛かりそうですが、私は好きなのでこれからも絶やさずつくってください。お頼申します。
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