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研究不正のテシエラビーン・スタンフォード大学長って誰かと思ったら

表題通りですが、日本でも報道されています。


米国の名門大学スタンフォード大学のマーク・テシエラビーン学長(63)が在任7年にして辞任する。昨年、過去の論文に様々な誤りがあったという疑惑が浮上してから約8カ月で下した決定だ。外信は今回の辞任の背景にはスタンフォード大学の学報社「スタンフォード・デイリー」の大学生記者テオ・ベイカーさん(19)の取材があったと報じた。19日(現地時間)、ニューヨークタイムズ(NYT)は「好奇心旺盛な大学生記者の探求心により一流大学の学長が辞任した」と伝えた。

ふーんです。

カナダ出身のテシエラビーン学長はアルツハイマー・パーキンソン病など神経性疾患分野の最高権威者とされてきた。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)とスタンフォード大学で学んだ後、製薬会社ジェネンテックの首席研究員を務めながらアルツハイマーの誘発原因などを究明することに力を注いだ。2011年ロックフェラー大学長に続き、2016年にはスタンフォード大学学長に任命された。

なんかえらい人みたいだけど、何の研究者かな?と思ってました。そしたら知り合いが「Tessier-Lavigneがやらかしましたね」と連絡が。なんだ!マルク テシエ・ラヴィーニュのことだったのか!カナダ人だけど名前は明らかにフランスだし、フランス系カナダ人でしょう。フランス語読みにしてほしい。マーク・テシエラビーンなんてそんなウサマ・ビンラーディンみたいなアメリカ英語なまり、知らんわ!どうもアメリカ人は「世界は我が国を中心に回っている」と勘違いしているのが多くて、いや。


 テシエラヴィーニュは神経でも、ニューロンの接着因子やその受容体の研究でも非常に高名です。特にニューロピリンなど日本でも名古屋大の藤沢肇先生の研究で知られる一群の因子に関して論文が多いです。日本の研究者でもショックを受けるひとが多いのでは?しかしアルツハイマーの権威と言われても、ぴんと来ないよ。