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今夏ずっと足が痛かったこと 〜コロナワクチンかな?

2023年ノーベル生理学医学賞 〜RNAワクチン


「敬老の日」も過ぎた9月後半ですが、本日も30度超えだそうです。いい加減夏が終わってほしいし、地球規模の温暖化傾向がこのまま続けば大災害が続発しそうで怖いです。しかしそういう大所高所に立った恐れでなく、私は今夏足がずっと痛くてとても難儀しておりこれ以上長引かないか恐れています。


 始まりは8月1日だったと思います。その前日夕方から少し膝が痛いと感じておりましたが、起床すると両膝がかなり痛い。一応起き上がれましたが、イヤな予感がする痛みでした。それでも何とか出勤しましたが、段々と左膝だけ痛みが増強してきました(右は軽減した)。帰りになると、左足がまともに使えなくなりました。左膝を押すと膝蓋骨の裏側に痛みを強く感じます。膝を曲げるのが苦痛で引きずるようにして歩いていると、他の先生から「膝関節症ですか?」と訊かれました。そう急に膝関節症が進むとは思えず、何ともわからんとお答えして帰りました。


 その翌朝起きようとすると左膝が激痛で起き上がれない。ちょうど仕事が途切れたのでこれ幸いと休みを取ることにしました。膝も膨らみだして少し赤くなり、炎症がはっきりしてきました。もうそこからは一挙に奈落の底といいますか、じんじん自発痛も強くなりました。身体が痛くなるといつも思うのですが、痛みに思考が吸い取られてしまい、何も考えられなくなります。もう目の前10センチくらいのことしか視界に入らない精神状態になり、テレビをつけてかろうじて気を紛らわせました。一番困ったのはトイレに立つこと。わずか数メートルの距離が途方もなく遠く感じられ、尾籠な話ですが尿失禁になるかどうかぎりぎりまで待ちました。降圧剤を服用するようになってから平滑筋の収縮もよくなく、蓄尿で排尿反射が始まってからのこらえがとても大変です。「しびん」というものが頭をちらちらしたくらい。痛みが強いせいで「大」は意識に昇りません。便座に座ると立てなくなりそうだし。8月4日もほとんど変わらず、5日は土曜でこれを逃すと受診が遅れてしまうということで、御年87歳の老母を呼び出して車で整形外科に運んでもらいました(情けないが)。


 もう車に乗り込むのも大変でしたが、何とか整形に行けました。開院前でしたが座ると立てなくなりそうで、ドア前で30分ずっと直立。開院してすぐ診てもらえましたが、医師は首を捻るばかり。レントゲン所見で膝関節症はなく、ただ滑液が貯留している。感染性関節炎を疑うと言いますが、自覚として感染でないです。感染ならもっと熱感があるし、体温上昇も顕著になります。渋る先生をせっついて、なかば強引に関節腔穿刺をお願いしました。さすが整形外科医、スムースに引いてくれましたが、淡黄色の滑液で濁りもほとんどなし。感染疑いは晴れましたが、30cc抜いてくれても痛みに変化なし。とりあえずボルタレンとモーラスパップの処方をお願いして退出。


 ボルタレンは確かに効きます。のんで2時間くらいで痛みが軽減しますが、8時間くらい経つと元の木阿弥。6日も同じ状況でしたが週明けの7日は出勤しないとならない。もともと遠距離通勤で往復数時間かかりますが、もうカメのような歩みで歩きました。階段昇降なぞ絶対無理で、今バリアフリーであちこちにエレベータやエスカレータがあることには、本当に有り難く思いました。しかし都心のターミナル駅などは設置場所が限られており、かなり遠回りしないとなりません。普段の3倍くらいの移動時間が必要です。歩いていて気づくのは歩行困難なひとに対して無配慮なひとが一定率いることです。わざと道を譲らない、出し抜けに追い抜こうとして接触してくるひとがいます。日本人も多いが外国人も多い。普段全く気づかないことですが、まざまざと人の薄情さを実感しました。杖をこれまた御年93歳の老父から借りましたが、結局使わず仕舞い。慣れないと杖は楽なようでいて、使いにくいです。それにうっかり何処かに忘れそう。老父から「こっちも使うから、早う返せ」と言われたこともあり、早々に返しました。


 列車内で長時間膝を曲げた状態で座っているのがとてもつらい。段々と関節腔が腫れてくる感じでじわじわ痛くなります。膝を外旋・内旋でガタガタ揺するとやや緩和されるが(迷惑行為)、1時間以上座ってると我慢できなくなり、思わず「ううう」とうめきながら立ち上がってしばらくつり革につかまり立ち。「ヤバい人」認定で周囲に座る人いなくなる(ハハハ)。そういえば関節腔って模式図でしか知らないが、あんな単純形状じゃないよな。滑液は滑膜で産生されるというが、何処で分泌されて何処で吸収される?解剖学を知りたいなんて考えがよぎりますが、痛みが増してくるともう全然思考が続かなくなり、ひたすら「イタい、イタい、イタいのよ!」で頭が埋め尽くされます。


 いったい何が原因でこうなったのか皆目わかりません。発症前日炎天下かなり長時間歩いて疲れていたのは、事実です。しかしものすごく歩いたというわけでもない。また何処かに膝をぶつけたこともないです。思い当たる節があるとすれば、7月17日に接種した新型コロナワクチン。今回は4回目でしたが、家内が7月上旬新型コロナに感染して上咽頭症状でえらい難儀なことになったのを見たためです。今までの接種はほとんど副反応なしでしたが、今回はファイザーからモデルナに変わったせいか、初めて翌日の体調不良がありました。しかしその後2週間は何もなく、果たしてワクチンが影響したか確信が持てません。ただネットを調べると、接種後2週間程度で重度の関節炎が出る事例が少数ながら報告されています。自分もそうなのですが、その前に関節酷使による軽い炎症があった上での例のように感じました。軽いはずの関節の炎症が、新型コロナワクチンでできた免疫で暴走を始める?


 8月中は一進一退で、ボルタレンをのむと少し軽減、ただやめると悪化でした。モーラスはある程度効果がありましたが、ボルタレンの方が確実でした。1月近く変わらぬ症状でしたが、もうひとつ困ったのは歩き方で負荷がかかったせいか、左足首の関節も同じように腫れて来て、足甲が浮腫でぱんぱんに腫れてきたこと。血流かリンパの流れが悪くなったせいと思うが、なんで?痛くて靴を履くのが難しくなり、サンダル通勤が1週間以上ありました。足指も腫れてポークビッツみたいになり、夕方靴下を脱ぐと下腿から赤黒くなっている。うっ血だと思うけど、感染なんかして壊死したらどうしよう。そのうち今度は右の足首も痛くなり、「両足だめになったら車椅子」とまで考えました。


 9月に入ってようやく薄紙をはぐような感じで徐々によくなり、今は坂道下り以外は何とか普通に近く歩けるようになっています。しかし依然として階段昇降には手すりが必要です。後期開講も近づき、何とか間に合うか。それにしてもこれは新型コロナワクチンの副反応だったのだろうか?なんともわかりません。今回の難儀で、身体障害がある方の気持ち。健康な健常者には想像もつかない大変さを実感できたのは、良い経験でした。左足が不自由になると右手で支える方が楽です。しかし通行は左側が多いですよね。幸い手は普通なので左側手すりでも何とかなります。しかし脳梗塞などで左片麻痺になったら左手も使えません。エスカレータで右側立ちにならざるを得ない状況がとてもよくわかりました。炎暑以外にいろいろ考えさせられる今夏でした。


 と書いて立ち上がろうとしたら、デスク角に左膝が当たる!イターイ!イタイイタイ!うぅ、飛び上がりそうな痛さ!軽く当たっただけで普通ならなんてことはないのに!嗚呼!
しばらく待ってようやくじんじん痛いのは薄れてきたが、もしこれで炎症がぶり返したら私はどうなるのか!