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数学の能力に先天性要素はない? 〜訂正(バカなわたくし 嗤)

数学の能力に先天性要素はない? 〜信用できません(苦笑)
数痴と受験数学
東大入試で最も差がつく科目は数学 〜実感通り


この前書いた記事ですが、よく考えたら勘違いしていました。論文そのものを読んでいないので推測ですが、「一卵性双生児で兄弟の学力の比較をおこなったところ、数学で標準偏差(ばらつき)が一番大きかった」ということなのでしょう。つまり遺伝子レベルがそろっていても、数学力はそのばらつきが他教科より大きかったということだと思います。


 しかし、これって数学の能力に遺伝のような先天性要素が関係ないという意味ではありませんでしたね。架空ですが、数学力100という値を設定します。まあ東大や京大の入試数学ならどの年であっても時間内で満点取れる力とかを100にしましょうか。双子ごとに調べたら兄弟平均は70だったり30だったりがあり得るでしょう。そこからの兄弟間のばらつきが数学では大きいという意味で、決して全双子でその平均が50程度という意味ではありません。


 私の想像ですが、「双子兄弟の平均値のばらつきは、数学が一番大きい」のでないでしょうか?「数痴と受験数学」でも述べましたが、数学に強い家系は確実に存在します。その数は決して多くないが、子孫への遺伝性はかなりあると思います。これは単なる想像ですが、もし双子兄弟で数学力の平均が30と70の組を調べたら、30の双子の方が70の双子より兄弟間のばらつきが大きくなるのでないでしょうか。一般にいえば「数痴」の家系の方がずっと多いので、今回取り上げた研究のような結果になるのかもしれません。ただ平均60の双子兄弟で片方が90くらいまで到達してもう片方が30程度ということは、まずないと思います。特に極端に上の方には伸びづらいのでないでしょうか。