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東大入試で最も差がつく科目は数学 〜実感通り

数学の能力に先天性要素はない? 〜信用できません(苦笑)
数学の能力に先天性要素はない? 〜訂正(バカなわたくし 嗤)


前回、「双子調査で科目ごとのばらつきがもっとも大きいのは数学でないか」と申しましたが、それをおそらく裏付けるデータがありました。これは

UTaisaku web

というサイトに掲示してある東大入試での各科目の結果です。いろいろあるので、ここでは2023年度の文系での数学と国語の結果を見てみます。文系では数学配点が80点、国語が120点です。残念ながら全受験生ではなく、合格者が主体の調査です。


まず文系数学


次が文系国語

一見して、数学は国語より配点が少ないのに、数学の方が標準偏差が大きいとわかります。つまり数学の方が国語よりばらつきが大きく、点数補正すると「約1.5倍ばらつきが大きい」となります。東大を受けるという時点で一定のバイアスがかかってしまうのですが、一般的な大学受験生で調査しても数学得点のばらつきは国語得点より大きいだろうと考えます。中高生対象の双子調査研究でも、似たような結果でなかったでしょうか?


 また

東進にはこのばらつきが東大合否に与える影響をはっきりわからせるグラフ

が出ています。こちらは東大の理科系受験者で、合格者・不合格者間での科目ごとの得点差をみています。


これを見ると、科類別で数学の得点差がもっとも大きいのが、理科三類です。難関の東大の中でも科類で偏差値順に難しいほど数学点差が大きくなるという結果です。