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鎌倉アルプス 〜ま、アルプスといっても

土曜の「NIKKEIプラス」のランキングで「ご当地アルプス」が紹介されていました。こういうのだと私は「沼津アルプス」を思い出すのですが、都市部から遠いし地味な地域です。あるかな?と思ったら、ちゃんと第4位で出ていました。沼津はこういう低山ハイキングルートの先駆けだそうで、皇太子殿下(今の天皇)も歩かれたそうです。そう言えば、そんなことが登山口に書いてあったな。


 私が一番なじみ深いのは、表題の「鎌倉アルプス」です。「NIKKEIプラス」のランキングで2番目でした。一番多い行き方は建長寺から入って大平山経由で瑞泉寺でないでしょうか?建長寺からの登りがややきついですが、ゆっくり行けばそう大したことありません。十王岩前でやめて今泉台の住宅街のバス停から鎌倉駅に帰ることもできます。十王岩から天園以降はややきついです。この登山道昔は「天園ハイキングコース」と呼んでおり、鎌倉アルプスは最近の命名です。


 実は今からかれこれ50年以上前、小学校最後の遠足でこのコースを歩きました。2月終わりだったか、早春というにもまだ寒い時期でしたが、小学校最後の思い出ということで、先生方が企画したのだと思います。この日は朝から曇天でした。どういう天気予報だったか憶えていませんが、十王岩を過ぎたあたりから土砂降りに近い雨となりました。「なんかえらいことになったな」と思いましたが、みんなで歩きます。天園からのルートが今の地図でははっきりしないのですが、おそらく横浜市の釜利谷ニュータウン方面野に出たと思います。というのは、登山コースがいきなり住宅地横に出て「ハ?」となった記憶があるからです。全然山深くないじゃん!今の地図をみるとこの辺は高速道のインターチェンジで道路がスパゲティのように渦巻いており、往時のルートが全然判りません。はっきりしないのですが、天台山のルートが危険と判断されて迂回したのかもしれません。瑞泉寺を通った記憶もないからです。それは措くとして、何か欺されたような気分になって、雨の中を歩きました。そしてここからが大変でした。


 つづら折りになる登山道を下山するのですが、雨でぬかるんでしまいつるつるでした。最初のうちは何とか踏ん張っていましたが、次第に疲れてしまい、全員途中で転んで泥まみれ。泥まみれのままで鎌倉八幡宮にたどり着きました。ここから隣市の小学校までバスで帰ったと思いますが、あれどうやって乗ったのかな?運転手さんもさぞ困ったと思いますが、引率の先生方も大変だったでしょう。


 まあ、しかし小学校時代の遠足では一番思い出深いものとなりました。あとで、この時の模様(つるつる滑って転ぶつづら道)を版画にした記憶もあります。