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わいせつ教員は他のハラスメントも起こしてることが多いのでないかー1

わいせつ教員は他のハラスメントも起こしてることが多いのでないかー2


私が思うに、子供にわいせつ行為をする小学校・中学校の教員は、過去にも現在にもそして未来にも結構いるのでないでしょうか。先日から報道されている練馬区立三原台中学の校長の教え子強姦事件は、すごく例外的な事件とはどうしても思えません。未成年の児童・生徒は、クラスの中で生殺与奪の権利を持つ先生には普通に恐れを感じています。また自分になされたあまりに大それた犯罪に対して、その発覚で自分が異常と思われたくないと思う心理は容易に想像できます。発覚してないだけで、三原台中校長だった北村比左嘉のような教員は全国にまだまだいると私は思っています。


 北村比左嘉には余罪もあるようです。以下「週刊女性」からの引用

校舎1階の校長室。禁断の秘密は机の中のビデオカメラに収められていた。

「校長が以前の勤務先中学の校舎内で、女子生徒の下半身を触る様子などを自分で撮影したとみられる動画や、女子生徒の裸の画像が保存されていた。ほかにも18歳未満とみられる複数の少女のわいせつ画像や動画が見つかりました」(全国紙社会部記者)

こちらも、これから詳報が出るでしょう。 


 私が気になるのは、かつて北村比左嘉と働いたことがある元教員の証言です。集英社オンラインからの引用です。

女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。

「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」

北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。

「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」

北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。

説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」

北村比左嘉は1967年生まれで、都立では日比谷高と並んで有名な進学校の西高校を卒業後、1浪して東京学芸大学教育学部A類(理科)に進み、教員免許を取得しています。文京区の中学校を皮切りに1998年からは練馬区内の中学校で理科の教員として教鞭をとっているとのことです。今年は全国中学校理科教育研究会の事務局長に就任しており、日本の理科教育をリードする名物教師という顔もあるとされています。ですから、集英社オンラインでも実際

一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。

という声も拾っています。また文春オンラインには以下のような関係者発言を載せています。

「校長としてそつなく真面目に勤務していた。子供たちに分りやすく話すことや文章を書くことに長けていた」(練馬区教育委員会関係者)

また週刊ポストセブンにはこんな声も

10年ほど前、北村容疑者に理科を教わったことがある元教え子がこう語る。「北村先生の理科の教え方は上手いと評判でした。僕ら若者に流行している話を授業に織り交ぜて教えてくれるので覚えやすかった。また、僕が教えてもらっているときは進路指導主任を務めていて、“なぜその高校に行きたいのか”“将来どうなりたいか”に真剣に向き合ってくれた。不登校の子の家にも通ったり、熱心な先生。良い思い出しかなかったので、困惑している」


しかし、この元教員は集英社オンラインでこうも証言しています。

「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」

女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという

「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」

女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。

いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。

小中の教員の中には児童・生徒という未成年を教育・指導する立場から、歪んだ万能感をもつ者も出るのでないでしょうか?相手を見下して人格を尊重しない感覚が増大していくと、次第に自身の傲慢な行為や言動が犯罪レベルになっても「これくらい大したことない」と歯止めがかからなくなるのでしょう。それが性的欲求と重なれば強姦などの性的犯罪、仕事になればパワハラと、こういった教員の犯罪性はあらゆる方向に発散する気がします。しかし、そういう異常な犯罪が長年気づかれず、寧ろ優秀な先生と思われてしまうところに学校のような教育機関の特殊性を感じます。