卵アレルギー 〜致死事故を招きかねない日経記事2
2月24日の日経土曜版の「カラダづくり」の「卵アレルギー」の記事で一番いただけないのは、「卵アレルギーが場合によっては死に至ることが明記されていない」点です。それはI型アレルギーか最近でてきたPFIESか関係ありません。「血圧低下を起こす」とは書いてありますが、それがショック状態の一症状であり、放置するとただちに死に至りかねないことがどこにも書かれていません。
それと連動して危険だと思ったのは、今回の記事が「読者は医療関係者でない一般人が大多数であること」を想定してないことです。一般に言えることですが、
きちんと学んでない人ほど、「他人も自分と同じレベル」と勘違いしている
で、従って
「自分だって、他人と同じようにうまくできる」と勘違いしている
になります。医療に関しては、素人の生兵法あるいは知ったかぶりはとても怖いですが、そういうことをする人は結構多いです。記事では、
臨床研究の段階ではあるが、卵を少しずつ摂取して体の免疫機構を変える経口免疫療法を行う医療機関も増えている。少しずつ食べることで卵への耐性がつくようになるという。食事から卵を除去したままの人や、大人になってから卵アレルギーではないかと思っている人は自己判断で除去を続けるのではなく、医療機関での検査を勧める。
と書いておりますが、もしもしろうとがこれ読んで、
「なーんだ。そんなことだったら私だってわかるから、試してみたっていいじゃん」
と思ったら、仲尾さんどうしますか?
身の毛もよだつそら恐ろしい実例が読売の「発言小町」に頻繁に出ているので、引用します。
しゅん
2011年1月16日 09:24
恋愛
両方とも28歳の結婚二年目の夫婦です。
妻は海老の酷いアレルギー持ちで、すこし食べただけで呼吸困難になります。
先日私の実家で私達夫婦と両親で食事しましたが、念を押してたのに、炒め物の中に切り刻んだ海老を母が入れていたんです・・酷い状態になった妻を見て驚いてすぐ救急車を呼んで、母を張り倒してすぐ病院へ行きました。
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反省してる様子もないし、アレルギーは甘えだとか訳のわからない事も言ってましたし。
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こんな事いうと陰では何されてるか分からないと言われるのは覚悟してますが。妻の両親は他界しており、妹さんがいるのですが、彼女は激怒しており、ひたすら謝りました。
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いやー、無知は怖い。この「アレルギーは甘え」というキーワード、非常に多く、同じような感覚の持ち主、世間一般にかなり多いと思われるのです。しかし、もっと怖いのは、この記載に対してこんなことを書いている人が複数いることです。
アレルギー外来に同行させてみては?
メダリスト
2011年1月16日 14:40
私は激しいナッツアレルギーがあります。が、義母がやはり「そんなの気持ちの問題」と分からないようナッツを食べさせられたことがあります。
結果、ショック状態になり救急車で搬送されました。
夫は現実を見せないと理解しないと思ったようで、義母も一緒に救急車に乗せ、治療過程も全て見せました。
最後に医師から「お母さんはお嫁さんを殺す気ですか?あなたがしたのはそういう可能性もあることですよ。息子さんが奥さんを失ったらどう責任を取りますか?アレルギーを甘く見ないことです」といわれ、かなり反省したらしく、以来、決してナッツをすすめることはありません。
多分、トピ主さんのお母さんもアレルギーの現実をご存知ないのだと思います。
一度、一緒に病院に連れて行き、医師から説明を受けさせてはいかがでしょう?
絶縁はそれからでも遅くはないと思います。
だって、反省していなければこれからも誰かに「危害」を加えてしまう可能性があるわけですから…
無教養のお母さんだったのでは?
ガラシャ
2011年1月16日 14:48
昔のかたならアレルギー=わがまま病と思い込んでいる人は少なくないですよ
だいぶ昔に小学生に蕎麦のアレルギーがあるにも関わらず、『好き嫌いは許しません』と担任がそばを強要し、呼吸困難で児童が運ばれた事件がありました。
あの事件から教育者はアレルギーが死にも直面する病気だと職員全員に周知されましたが、一般人はそんな事件さえ知らない人は意外にいます。
アレルギーが嫌いで食べられないと思い込んであら心の病気だと思う人も実在するのです。
よく考えればお母さんは『エビがアレルギーなんて、小さく切ってあげればきっと食べられるわ。好き嫌いは私が直しちゃうから♪』感覚だったのではないでしょうか?
お母さんと真剣に話し合ってみてください。
アレルギーは怖い
ふわりん
2011年1月16日 15:14
弟が甲殻類のアレルギーを持っています。
何年か前、お正月に海老を焼いて食べ、剥いた殻を母が雑煮のだしに使って、ついうっかり弟に出してしまいました。
それだけで弟は喉や唇が腫れ、呼吸困難に陥り、救急車です。
下手したら死ぬほどの怖いものだというものを、お母様はご存知ないのですね。
絶縁は行き過ぎかと思いますが、お母様の作った料理は食べないようにする、食事は外食にするなど対策を講じた方が良いでしょう。
またトピ主さんもお母様にアレルギーの怖さを伝えてください。
ネットにたくさんじんましんの画像や症例、死亡例もありますから。
発言小町には他の事例もあります。
続きです
さく トピ主
2008年6月11日 15:09
私はエビアレルギーです。食べると体の内外に蕁麻疹ができます
結婚前から何度も妻には説明していますが、妻はどうも好き嫌いと思い込んでいる感じで
「美味しいのになあ~子供ができたら子供も真似しちゃうよ?パパが食べないなら私も食べないもんって」
などと言います。何度も話してアレルギーの資料を見せてやっと
「まあエビ食べないからって生活には影響ないけど」の反応になりました。
でも妻は納得してなかった様で、先日家で夕食を食べているときなぜか体がかゆく、息苦しいくなりました。救急病院に行き妻が医師に
「エビそのものを食べなければ大丈夫かと思った。主人の皿にエビは入れていないけど、煮込んだ段階でエビは入っていました」
と言ったそうです(医師から聞きました)エビは私が見るとアレルギーがとうるさいので、夕食前に味見として自分が食べたそうです
医師から相当厳しい事を言われたらしく、妻は何度も謝ってくれましたが、エビの身でもエビの出汁でもとにかくダメだと何度も説明していました
妻を嫌いになった訳ではないのですが、正直無神経な発言にも疲れてきて離婚を考えるようになりました
こんな事位で大げさと思いますか?
泣く女
2023年5月15日 07:20
ひと
夫を1年前に亡くしましたが、心配してくれた嫁が同居を申し出てくれて、3歳の孫娘を連れて引っ越して来てくれました。
そして先月末、結婚を機に遠くに越した懐かしい友達が離婚をして故郷に戻ってきたと遊びに来てくれました。
その時に冷蔵庫にあったケーキをお茶請けとしてお出ししたのですが、孫娘を幼稚園まで迎えに行っていた嫁が私達の食べているケーキを見て何やら大きな声で喚き出し、友達を追い返してしまいました。
私が嫁の無礼な態度を咎めると、嫁から思いもよらない事実を聞かされました。
私が友達にお出ししたケーキはその日が4歳の誕生日だった孫娘の為に用意したもので、夕食の後に家族みんなで食べるつもりで買ったというのです。
私は慌てて近所のスーパーマーケットに買いに行こうとしたのですが、卵と小麦粉のアレルギーを持つ孫娘の為に特別に作ってもらったケーキだから近所のスーパーマーケットやケーキ店では替えがきかないと冷たく言われました。
結局、その日の夕食後のケーキは無しとなり、何日か後に届いたケーキで改めてお祝いしたのですが、あれから息子家族は私に冷たく接します。
息子ですら
「自分の孫の誕生日とアレルギーを忘れたりするかなあ」
と言って責めるのです。
孫娘には洋服やおもちゃを買って謝罪の態度を示しましたが、孫娘も嫁も私を無視します。
もしかしたら、このまま別居になってしまうかも知れません。
一人の老後なんて耐えられないので何とか許してほしいのですが、どうしたら息子家族は許してくれるでしょうか?
最後はバカ丸出しの老婆!無知な上に高慢ちきで、側にいたらひっぱたくレベルですね。しかし、もしも日経のこの記事を読み、「ほれほれ、そういう試験できるくらいだから、あの人にも私がやってみてあげよう」とか勘違いする可能性が非常に高いひとが、結構いるということです。
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