医学部入試でなぜ「面接」が必須なのか 〜東大理三を面接で落ちる

前回の内容をみる限り、和田秀樹氏の過剰反応を感じますが、お嬢さんが慶應医学部の特待生となるとさすがにちょっと考えます。この特待生は5名でなく10名程度ですが、入試成績で決まります。4年間の学費が半額になります。その後も条件付きですが、残り2年間も学費半額になる可能性があります。半額でも40年前よりまだ高いですが、私立医学部としては良い条件でしょう。特待生になるような優秀受験生は国立大は何処に「合格するか」ですが(「受けるか」ではない)、東大理科三類と医科歯科(東科大)医学部の合格が多いと聞きます。理三に受かると慶應は半額でも来ませんが、医科歯科(東科大医学部)だとそこそこ来るようです(40年前の昔だと慶應の学費が安かったので、医科歯科選択などまずなかったが)。今度は慶應医学部に「受かる」受験生で掛け持ち受験する私立医学部となると、日本医大、慈恵会医科大、順天堂大あたりかと思います。これらの大学では和田氏のお嬢さんに補欠になったということだと理解します。この中でまず可能性が高いのは、順天堂大でしょう。2018年は医学部入試の不正差別が発覚した年です。ちょうどこの年が受験なら、順天堂はまず間違いない。日医や慈恵はよく知りませんが、これらも可能性はあったでしょう。ただその理由は「和田秀樹の娘だから」ではないと感じます。順天堂大の不正入試は「女子と多浪受験生を排除する」ものでした。多分こちらじゃないかな。和田氏のお嬢さんは多浪ではないけど、東大卒の学士で確かに年齢は現役受験生より上です。学士編入試験をおこなってないこれらの私立医学部は、年かさの受験生の入学を快しとしてないのでしょう。年かさの学生は扱いづらいし、国試までストレートで合格しづらいとか思ってるのかな?私立医大の入試問題はどこも独特なくせがあるので対策なしに合格は難しいですが、東大理三クラスに合格する受験生がどの私立もそろいもそろって補欠は、学科試験成績からでは普通考えられません。
ヤフコメは結構意見が寄せられておりますが、気になったものを引用します。
fqv********
6日前
うちの大学の話なので、他大学の事は分からないことはご了承ください。
前提として受験生の面接点はほとんど満点に近く、まず差は出ないと思ってください。ただ明らかに医師としての適性が無いと思われる受験生だけは0点に近い点数とします。
医師として働くのに最も必要となるとはコミュニケーション能力です。もちろん入学以降にヤバいことが判明する学生もいますが、入試の短時間の面接さえ取り繕うことが出来ないのであれば明らかに資質がありません。そのような人を除外するための試験となります。
受験生の方々に申し上げたいのは何も特別なことは求めておらず、社会通念上明らかに不適切な発言さえしなければ大丈夫です。
何なら受験生の社会背景なども特段チェックはしておりません。筆者は少し自意識過剰なように思えます。(娘さんがもし本当に面接だけで落とされたなら相当にコミュニケーション能力に難のある人物かと思われます。)
何処の医学部の面接でも基本同じです。和田氏のお嬢さんの補欠問題は、面接質疑の内容と直接関係なかったのでないでしょうか。これに類似した意見は多数ありました。
sfs********
6日前
自分は医師ですが、面接制度始まった頃知っています。勉強はできるが初めから精神疾患抱えてる学生が多くなってきたので、始まったようです。
自分の医局の教授の話、ある開業医の子息が旧帝国大学の医学部に入学したはいいが二年で放校。どうも大学に通わなくなったそうで。
うちの大学受験し成績は申し分なし。しかし面接で目の焦点は合わずコミュニケーションも問題あり。明らかにおかしいと。結局不合格でしたね。
またあまり公表はされていませんが、面接内容録音取っているようです。かの東大のオウム真理教の幹部が九大再入学したら面接で虚偽を言ったとかで取り消し。
わいせつ事件で慶應退学になったが千葉大入学したらやはり事件がばれて虚偽で取り消し。裁判起こしましたが負けましたね。慶應の別の学生は琉球大受験し合格。当時面接がなかったとか。であとの祭りで卒業して運よく医者になったとか。琉球大学はそれから面接制度入れたとのこと
「面接内容を録音」は聞いたことがない。その録音、いつだれが聞くの?第一無断で録音したら、それこそそちらが倫理違反になりますが?昭和の一期・二期校時代は後期の医学部で面接がないことは多かった(受験者が非常に多いため)。しかしセンター入試後の前期・後期の後期校はそこまで受験者が多くないので、後期校医学部でも面接はほとんど実施していたと思いますが?また過去の犯歴をもって入学不可とするか再度チャンスを与えるかは、犯歴内容と大学の考え方によると思います。
結婚するより犬が欲しい
6日前
4年前の東大理Ⅲの試験でも、筆記試験の点数は足りていたのに、面接で落とされたという受験生の動画がアップロードされてたけど、なんら人間性に問題なんて無さそうな、素直そうな感じの子だった。結局その子は、併願で受験した慶應医学部に進学して、東大にはもはや未練は無いと言ってたが、いずれ立派な医師になって、当時の面接官どもを見返して欲しいものだ。
ああ、これ確かに覚えています。2021年の現役男子の受験生で「芽」というHNでした。どういう理由だったのかな。すっかり忘れていたが、「feel my force」という方のサイトにまとめが出ていたので、簡潔に引用します。
まずは開示得点。
得点は、共通テストも合わせて409.2667点
合格者最低点が375.7111点・合格者平均点が405.5365点なので、
この方の得点は合格者平均点よりも上回っています。
ご本人が開示をみてすぐに東大に連絡をし、確認をしたところ
何重にもチェックをしたうえでのこの結果なので間違いありません
というのが東大からの返答だったそうです。
これは少なくとも学科試験以外の何かで不合格となっていて、面接は可能性がある要因です。
肝心の面接内容は、1回目は志望動機・趣味・自分の長所と短所・筆記試験の出来について。
2回目は、それに加えて好きな偉人や尊敬する人・感銘をうけた本などについての質疑応答。
1回目と2回目の質問内容はよく似ていたものの、
1回目は和気あいあいとした面接
2回目はかなりピリッとした圧迫面接だったそうです。
この方はご本人自身、なぜ再面接になったのかわからないし、なぜ不合格になったのかわからないとのことでした。
それでも、なぜ自分が不合格になったか無理やり考えると、
好きな偉人について質問されたときにちょっと考えて「わかりません」と答えたことかな、とのことでした。すなわち、医師を目指しているのに人間に興味がないととらえられたから?
↑と、お友だちに指摘された、と言っていました。
うーん、その程度では落ちません。というか落とせません。不思議。
この方が知っている範囲で、一緒に再面接を待った人は他に2人いて、
一人は待っている最中に急に大声を出す・もう一人はずっと空中をにらんでいる
というような人だったそうです。
再面接同席の方は問題ありそうですね。しかし、気になることが書いてありました。この受験生は鉄緑会所属で、同じ塾のひとがこんなコメントをしています。

理三受験レベルの学力なら、鉄緑会でも上位成績のクラスです。もしかすると、この辺りか。修学旅行はどうでもよいが、高校で欠席日数が多いとその理由は面接で必ず訊かれると思います。その時の受け答えがどうなっていたかです。正直欠席数が多いこと自体はその高校の履修規定に抵触しない範囲なら、それほど問題にならないと思います。問題はどうして欠席したかを、きちんと答えたかです。「面倒だったから」はダメですが、「〜という病気だったから」「何か他にやりたかったから(受験勉強でもいい)」など、それを正直に答えたかが気になります。この点は確実に質問されたと思うけど、youtubeで本人はまったく触れていません。慶應医学部の二次面接はどうだったのでしょうね。慶應の二次試験日程は、東大の二次試験(面接を含む)の後で東大合格発表の前です。東大面接をうけて、慶應面接は軌道修正を図ったかもしれません。
ちなみに東大新聞が2016年6月7日に発表した理三の1,2年在籍生におこなったアンケート結果が上記で、自由記載は以下だったそうです。面接肯定派が半数以上なのをみると、やはり面接試験は意味があると言えそうです。

一番下の意見はどうかな?だったら医師免許を与える必要はないので、医科学科として医学部は廃止したらよろしい。なんて言ったら、「そういうつもりはない」とたちまち前言撤回しそうなヤツだな。
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