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妻が両親をよく思っていない 〜医師同士の格差婚-2

ポワール

妻が両親をよく思っていない 〜医師同士の格差婚-1

読売の読者相談掲示板「小町」からです。この相談者は医師で、妻も医師です。第一子の赤ちゃんが生まれたばかりですが、研修が始まってから結婚して数年というところでしょうか。その赤ちゃんのお宮参りを巡って露わになった夫婦の親に対する考え方の相違です。


妻が両親をよく思っていないことが最近わかりました

たんたん

という題名で、前段までの話をまとめると以下になります。

夫婦ともども医師でこどもが一人の家族。子どものお宮参りの際に妻が夫の母親が参加するのを嫌がり、夫(たんたん→相談者)に家族だけのお宮参りにしたいと言う。以下はたんたん妻の言い分。

→

なぜかというと、婚約して以来、夫(たんたん)が両親の分の支払いをことごとくしているというのに、たんたん両親の方は結婚ご祝儀すらくれない(指輪の贈与はあったが)。さらにたんたん両親のお金ないアピールが強く、海外で結婚式をすることを諦めたというのに、顔も知らないようなたんたんの遠い親戚から新婚旅行でワインを買ってくるようねだられた。あまりに一方的でないか。

→

両親宅近くに住んでいる夫(たんたん)に向かって「介護よろしく」とたんたん両親が言っていたが、まだ働ける年齢なのに退職して働かないのでは納得できない。介護支援を将来するなら、たんたん両親たちもせめてできるところまで働いてほしい。たんたん妻の親は夫婦とも医者で(開業医と産業医)まだ現役として働いている。

→結論

たんたん母親にお宮参りに参加してもらったら、かかる費用がまたすべてこちら持ちになるだろうが、それは気分的にいやだ。

といった流れでした。さてたんたん投稿の続きですが、ここでたんたん妻の家族事情が明かされます。


妻についてですが、妻は奨学金を使う家庭があるということは理解しているようです。

ただ、女医さんにありがちな性格というか、だから何?自分には関係ないし、理解はするが受け入れはしない、という感じです。

妻が絶対に曲げないのは自分の子どもにはお金で苦労をさせないことです。

何でもさせてあげる(もちろん勉強とかのことですが)、お金がないという理由で進学や習い事を諦めさせない、学生のうちは親がお金を出す、です。

遊びのお金は流石にバイトさせた方が、と言いましたが「学生の本分は勉強。安い時給で働くくらいならその時給分は私がお金を出すから勉強したらいい」という感じです。

確かに考え方は極端だと思います。

ただ、妻の価値観は親が子どもを守るもの、らしくてその分僕が親にお金を使う、ということが分からないみたいです。

自分でお金を得ることができる親(大人)にお金を使うならまだ自立できない子どもに使え、ということです。

また、質問の中に私立に進学させたいのか?ということに関してですが妻もそれは違います。

国立に進めるならそれに越したことはないけど誰でも国立に受かることはありません。

妻はよく最悪のケースを想定して動く癖があり、あくまでその私立医学部にしか受からなかったケースが現時点で考えある1番お金がかかる進学のことだと思います。

じゃあ国立受かったらその分の費用は?は、浮いた分は満額子どもに残します。

それでも使いきれず残った場合は孫に、など妻は常に先にお金を残そうと考えているみたいです。

たんたん妻の考え方は堅実で、私ともよく似ています。私も両親からは援助は期待されておらず、「あなたたちのお金は自分たちのこどもたちに使ってね」と言われております。うちもこどもがもしかすると私立医学部に行くことは可能性として考え、用意はしてました(→慶應だけですが)。


たんたんトピ主

2026年08月10日 18:28

妻はバイトを禁止する、というわけではありません。

バイトしたいならしたらいい、だけどしなくていい苦労はしなくていい、という考え方です。

ただ、バイトしないとお金がない、という状況にはしたくないみたいです。

確かに妻自身がそう教育されていたみたいです。

お小遣い制じゃなくて、好きなときに好きなだけお金を持っていっていいよ、という教育だったみたいです。

ただ、妻はだからこそ自分に使うお金は無頓着になりました。

ブランド物は興味がなく、自分で稼いだお金で美味しいものは食べたい、くらいの感じです。

お金が溢れてくるものではない、というのもそういう教育だったからこそ培われたみたいです。

逆に制限すればするほど執着してしまう、というのに似ているかと思います。

ただ、僕が危惧しているのはたまたま妻がそういう物欲がなく育っただけで自分の子もそうなのかな?と思ってしまいます…。

私の学生時代もたんたん妻と同じでした。物欲ねえ。車とか家ですか?それとも海外旅行してブランドもの買いまくりかな?知らんけど、そういうことに価値があるとは私も感じません。しかし、たんたん妻は海外挙式はしたかったのですよね。それは物欲とは必ずしも言わないかもしれないけど、そういうことにも私達はまったく価値を感じませんでした。


そして妻も別に自分の子を医師にさせたいとかは無いです。

なりたいならなればいい、くらいのスタンスです。

ただ、現時点で日本で進学する場合は1番学費がかかるのは私立医学部に進学した場合ですから、そのパターンを想定して動いているみたいです。


心配な点をあげるとするなら、妻の母は世間からみたら天才なのですが努力の人でもありました。(妻が話してくれたのですが、祖母はいわゆる毒親でかつ貧困家庭だったみたいです。妻の母は参考書も買ってもらえない、病院も姉が連れていってくれていたような家庭から中学時代には県で一位の成績を納めて奨学金を借りながら旧帝医学部に進学しています。)

その母から子どもにはお金で苦労かけさせたくないから医師になったと育ったらしく、妻もそのつもりで医師になったみたいです。

だから自分には無頓着だけど子どもにだけはって気持ちが強いのかと思います。

たんたん妻のお母さんは非常に優秀なようです(父上も母と同窓でしょうから二人とも)。旧帝医学部か。はっきりわかりませんが、県一番の成績という経歴だと、東北大、名大、九大あたりでしょうか。この言い方からすると、たんたん夫妻は旧帝医学部出身ではないです。たんたん親あるいはたんたん妻祖母のような家族は、西日本の家庭には多くないと感じます。うちの場合父方・母方とも西日本の田舎出身なのですが、貧しいながらも向学心というか勉強することで立身することにきわめて熱心な家族だったようです。また東北大学は戦前の旧制東北帝国大学のころから女子学生の受け入れに熱心でした。まったくの勝手な想像だけど、たんたん妻の両親は東北大学医学部の出身で、たんたん夫妻は秋田大あるいは山形大医学部あたりかなと考えてしまいます。


さて小町の回答欄には「金に強欲でショーワル妻は鬼嫁!ケシカラン!キーッ!!」とかたんたん妻を責める鬼女が結構いますが、私から言わせるととんだお門違い。たんたん妻はたんたん家族が自助努力しないでいて、他人に「おんぶにだっこ」(→たかり)する、あるいは「打ち出の小槌」的な扱いする姿勢がいやなのですよ。たんたん妻の家族だって代々の無尽蔵なお金持ちではなく、堅実な生活を長年築いてきた結果ですから。お金持ちなら貧乏なひとを助けるのは当たり前という考えは、先進国が開発途上国を無償援助してかえってスポイルして政権腐敗を生んでいる現状を直視しないようなものです。それにしても、たんたんは家族状況を説明するものの、ご自身はこの状況をどう考えるのか一向に述べません。もう2ヶ月ほど前でたんたんの更新は停止しているので、これ以上追加はなさそうです。そういう姿勢にもたんたんには自分の意思を明確に示すのが苦手な性格という印象を受けます。しかし、このままではたんたん妻の心が離れていきそうですよ。最後に私が共感した回答コメントを載せます。

トピ主さんに「家計を守る気概」を持って欲しいのでは?

ろうばしん

2026年09月29日 15:06


ご両親が〈末息子が頑張って医師になった事〉を、嬉しく自慢に思う気持ちは充分お察し出来るのですが、奨学金の返済を失念して「息子は高給取り」とだけ記憶にあるので、つい、提供した食事の材料費まで「くれるなら貰おう」になっており、同様の事は「ワインを買って来てくれ」が象徴するように、遠戚までもが「高給取りの親戚からおこぼれに与かる気」になってしまっているようにお見受けします。

何よりも奨学金を借りて返すべきトピ主さん自身が、妻には我慢を強いて身内に良い顔をしていますよね。そこをよく見つめて下さい。

医者一家の友人が昔に話してくれた事ですが、医師の世界は何故かご祝儀なども高額だそうで、当時1万円が相場の友人の結婚祝いも10万包むのが恒例だから、台所は火の車という事も少なく無いとの事でした。

今は違うかもしれませんが、奥様のお母様はその頃からの医師の世界をご存知だから、娘さんには「日頃は堅実に暮らして、不義理をせぬように」と躾けて来られたと思います。

「良いとこの娘さんで医師」を妻に迎えたトピ主さんの嬉しさ誇らしさは重々お察し出来るのですが、「あわよくば、ちょっとぐらい」と甘えて来る人物から家庭・家計をどう守るべきか、よく考えて見て下さい。「釣り合わぬは○○のもと」という言葉もあります。

軌道修正を早くなさって、お幸せにお暮し下さい。

たんたんは医師にはなってますが、医者の世界をまだよくわかってないと思います。そういう家庭の出身だから仕方ないのですが、早く理解して妻に寄り添えるようになるといいですね。

長崎のちゃんぽん 〜昔あった「水明亭」(神宮外苑)

ポワール

「RAMEN JAPAN」というNHKの番組、各地のうまそうなラーメンを紹介しています。今回は「ちゃんぽん」。ちゃんぽんといえば長崎です。番組では1944年創業の「京華園」という店が紹介されてました。町中華風の店ですが、具材たっぷりの煮込みラーメンといった風情です。「四海楼」は1899年創業の有名な長崎中華の店ですが、ここがちゃんぽんのルーツだそう。この店は故遠藤周作が創作のためのキリシタン取材で長崎を訪れた時に紹介されて行って、感激したお店です。陳平順という創業者が故郷福建省の麺料理を売り出したところ、これが評判になったそう。そして福建省より食材が豊富な長崎でさらに進化したのが、ちゃんぽんになったとのこと。ちゃんぽんの揚げ麺バージョンの「皿うどん」も陳平順の創作だそうです。


 ちゃんぽんというと私が懐かしく思い出すのが、かつて神宮球場の北側にあった「水明亭」です。医学部の専門課程に入ってから通うようになった中央線・信濃町駅ですが、駅南の神宮外苑側にはあまり店がありません。その鬱蒼とした神宮の森の中に隠れるように立っていたのが「水明亭」です。基本昼のみの営業で、昼時ともなるとタクシーがいっぱい集まってきてました。水明亭周辺は広い空き地があって車を留めやすかったので、タクシー運転手の昼飯には格好の店だったのでしょう。中に入ると広々した感じで、風呂場みたいな白タイルが目立つ内装でした。メニューは中華というより街の定食屋みたいな感じで、生姜焼き定食とかコロッケ定食、うどん、蕎麦などがありました。しかし、皆が注文するのは圧倒的にちゃんぽん、あるいは皿うどんでした。ここのちゃんぽんの特徴はまず圧倒的な量の多さで、具材はもやしどっさり。肉はあったけど魚介類があったかどうか記憶なし(なるとはあった記憶)。味は白あんであっさりしてますが、生姜が非常に効いているのが特徴でした。近くの外苑東通りには当時長崎料理店の「吉宗」があったのですが、ここの純粋な長崎スタイルのちゃんぽんとは全然違う味でした。最初水明亭の生姜のつんつんした味があまり好きでなかったですが、そのうちこのちゃんぽんがやみつきになりました。といっても何十回も通ったわけでないですが、これも昔あった神宮プールで泳いだ帰りは腹が減っていて、ここのちゃんぽんが染み入りましたね。

 信濃町を離れてからは水明亭も縁遠くなりましたが、久しぶりに思い出したのは2019年度のNHK大河ドラマ「いだてん」の時です。いだてんの最終回は1964年の東京五輪開幕の場面でした。聖火リレーがいよいよ陸上競技場に入るとき最終ランナーを務めることになっている坂井義則(演:井之脇海)は緊張の極に達します。その坂井が待機していたのが、この水明亭だったのです。ロケで使われた店内の風呂場みたいな白タイルがまぶしく、見てすぐに水明亭とわかりました。

ああ、懐かしい。久しぶりにあの生姜味のちゃんぽんを食べたくなりました。しかし、調べたら水明亭はその前年の2018年10月末に閉店していたのがわかりました!ものすごく残念な気持ちでした。今もう一度調べると神宮球場の中でスタンド形式で営業していた水明亭が2020年年末まであったらしいですが、それは僕が思う水明亭ではないです。水明亭といったら、あの鬱蒼とした木立の奥にひかえていた日本家屋風の店ですから。なお、夜は事前に予約すると宴会を2階の広間でおこなうことができましたが、昼とは打って変わって本格的な和食だった記憶があります。慶應医学部のクラブも夜の会合でここをよく使っていました。

 調べてみると水明亭は1961年の創業で、1964年の東京五輪の少し前。そして当初2020年開催予定だった東京五輪開催の少し前に閉店と、ちょうど古き戦後昭和を象徴するような存在でした。カンニング竹山が思い出を朝日新聞で語っています。


神宮球場閉店の水明亭「金出し、継ごうかと」カンニング竹山さん

2020年12月4日 12時00分


で野球ファンに愛された、うどん・そばの「水明亭」が6日の営業を最後に閉店する。「あの味を、今も食べたくてしょうがない」と語るのは、お笑い芸人のカンニング竹山さん(49)。店主の本村律枝さん(79)を「おかあさん」と呼び、大河ドラマ「いだてん」で本村さんの父親役を演じた。偶然の出会いから生まれた縁と、お店の思い出を語ってくれた。(編集委員・安藤嘉浩)

「ばあちゃん家のような、たまらん付き合い」

 今から9年ぐらい前だったかな。神宮球場がある明治神宮外苑を散歩していたら、何とも歴史を感じる古い建物があったの。なんだこれ? お店みたいだけど、やってんのか? そう思ったのがきっかけだった。


神宮球場の名物そば、閉店へ 選手も並んだ半世紀の味


 ――水明亭の本店は明治神宮外苑の木々の中に、ひっそりたたずむようなお店だった。

 昼だけ営業しているというんで、飛び込みで入ってみたんですよ。そしたら、すごい歴史があるお店で、店主は福岡県久留米市出身の人だという。看板メニューは久留米ちゃんぽんで、それが好物になって、昼間に時間があるときは通うようになったんです。生姜(しょうが)が利いていて、おいしかったんです。

 おれも出身が福岡市で、「おかあさん」(律枝さん)もおれも東京に出てきた。ふるさとを離れているんだけど、なんか近所づきあいができているような感覚で通っていました。

 ――水明亭の久留米ちゃんぽんは、昆布とかつお節のだしでとったあっさりしたスープに太めのちゃんぽん麺。盛りだくさんの野菜、肉、かまぼこ、ちくわがのっている。

 懐かしい味というわけじゃないんだけど、やっぱり福岡の人間はちゃんぽんを食べる機会が多かった。東京の人より親しんでいる。ちゃんぽんに対する距離感が近いんです。だから、母親の味というか、ばあちゃんの味という感覚がありました。

 ノスタルジックな店の雰囲気もあって、本当に小さいときから来ていたばあちゃん家に来た感覚。「おかあさん」のほかにも、おばちゃんたちが働いていて、すごい好きな雰囲気だった。「おかあさん」とも仲良くなって、すごいかわいがっていただき、たまらん感じの付き合いをさせていただいた。

これ読んで、水明亭のちゃんぽんは福岡県久留米市に起源があると初めて知りました。実は前述の「RAMEN Japan」では、長崎のちゃんぽんが日本のラーメン発祥と深い関係があると述べていました。戦前の1917年に長崎のちゃんぽんを伝える店が初めて久留米市に開業し、この味が豚骨味の久留米ラーメンの創作者のヒントになったそうです。そしてちゃんぽんの方は「久留米ちゃんぽん」という独自なスタイルに進化したようです。となると、水明亭の味は長崎直伝ではないけど、かなり本家と近い発祥だったのですね。番組によると、今は全国にさまざまなスタイルのちゃんぽんがあるそうです。「全国ご当地ちゃんぽん連絡協議会」というサイトをみると、それがわかります。しかし、この中には水明亭のちゃんぽんの味を継ぐ店はなさそうです。もう死ぬまであの味を試すことができないと思うと、一抹の寂しさを感じます。もう二度と戻ってこない青春時代と同じように。

レンゲツツジのサンドウイッチ 〜ちょっと待てや!(追記あり))

ポワール

金曜(9月25日)、高崎だったのでいつものように群馬県のローカル紙「上毛新聞」を買って読んだら、1面のコラム「三山春秋」に草野心平の随筆集が紹介されてました。草野心平はいろいろな稼業をしてきた詩人ですが、上毛新聞でも働いていたことがあったのですね。料理もかなり好きだったようで、後年文京区に「火の車」という洒落た名前の居酒屋を開き、腕をふるったようです。「酒味酒菜」(しゅみしゅさい)はそういう経験をもとに書かれたようですが、ノビル、つくしと野趣溢れた菜を調理するのが好きだったようです。酒の肴ばかりでなくいろいろな好奇心があったようで、高原を歩いた帰り道にアヤメとレンゲツツジの花びらを摘んできて、マーマレードを塗ったパンに挟むという可愛らしい一品もつくったと書かれています。コラム子は「野の草花の色や香りが漂うようである」と賛美してますが、私は読んで目が点になりました。レンゲツツジの花びら?レンゲツツジって結構強い毒性があるのでないか?私の記憶では、昔のくみ取り式便所の便槽に湧いてくるウジ虫の駆除にレンゲツツジを投げ込んだというのがあります。Google AIさんにお尋ねすると早速以下の回答でした。


レンゲツツジには強力な神経毒(グラヤノトキシンなど)が含まれており、誤って食べたり蜜を吸ったりすると非常に危険です。有毒な部位と成分有毒部位: 花、葉、根、茎、花(蜜)を含む全草に毒があります。

主な毒成分:

グラヤノトキシン(アンドロメドトキシン、ロドヤポニンなど)。

中毒症状主な症状: 嘔吐、けいれん、めまい、ふらつき、歩行困難、血圧低下、不整脈など。重症化: 最悪の場合、呼吸停止や死亡に至ることもあります。

注意点

花の蜜: 子どもがツツジの感覚で花の蜜を吸うのは危険ですので絶対にやめてください。家畜やペット: 牛や馬も本能的に避けて食べないほどの強い毒性があります。ペットや小さなお子様が触れたり口に入れたりしないよう注意してください。

グラヤノトキシンというのか。レンゲツツジがなんでそういう毒性を持つのか知りません。もしかして媒介昆虫が飛んできて蜜を吸い、蜜毒で麻痺を起こしてのたうち回ることで受粉効率を上げるのだろうか?グラヤノトキシンはwikiで調べると以下でした。

グラヤノトキシン(Grayanotoxin)は、有毒植物に含まれるジテルペン[1]に属する毒の一種の総称。ⅠからⅢまでの3種類がある。グラヤノトキシンⅠはアセボトキシン(Asebotoxin)、ロードトキシン(Rhodotoxin)、アンドロメドトキシン(andromedotoxin)とも呼ばれる。


レンゲツツジ、アセビ、ネジキなどのツツジ科の植物の全草に含まれている。日本産のハナヒリノキ(Leucothoe grayana)から発見・命名された。


グラヤノトキシンは細胞膜上のNaイオンチャネルに結合して興奮と脱分極を継続させ、カルシウムイオンを流入させるために骨格筋や心筋の収縮を強め、結果期外収縮などを起こす。迷走神経を刺激した後に麻痺させる作用も持つ。

Naイオンチャネルの恒常的な活性化か。これ、トリカブトの毒素のアコニチンと同じ薬理作用です。トリカブト毒も非常に強くて怖いが、このグラヤノトキシンもかなり怖そう。草野心平は食べて大丈夫だったのだろうか?


 コラム子は続けて「読むほどに冒険心を刺激されるが素人は気軽にまねない方がよさそうだ」「野生植物をとったりもらったりして口にし、食中毒になったという報告が後を絶たず、命を落とす人もいる」と書いています。てっきりレンゲツツジの毒性に触れるのかと思いました。しかし、「秋の行楽シーズン、キノコをはじめ誘惑もあろうが、行動は慎重に」で結んで、終わり。ええええ!それでええんかい?


 元記載を確認するため、今この「酒味酒菜」を発注しています。それにしても草野心平の呑気なことには呆れました。ツツジといっても毒性がなくて花蜜を楽しめるオオムラサキ(園芸種ヒラドツツジの一種)はよく植栽で見掛けます。僕も子どもの頃はよくその蜜を吸いました。草野心平もそういう野山によく生えているミツバツツジなどと間違えているのでないかと思ったりしましたが、レンゲツツジはオレンジ色や黄色などツツジ科としては特異な花色で形も特徴的ですからそういう間違いは考えにくい。


 しかし、グラヤノトキシンには興味深い記載があり、それはmad honeyです。

マッドハニー (英語: Mad honey) とはグラヤノトキシンが含まれる蜂蜜である。赤黒い色でツツジ科の植物の蜜や花粉から作られ、弱い毒性・酩酊効果がある。


マッドハニーは主にネパールやトルコで生産され、伝統医療の薬やレクリエーション用ドラッグとして用いられる。ヒマラヤ山脈地域ではヒマラヤオオミツバチによって作られる。ネパールのグルンの人々は自然の蜂蜜採集を何世代にもわたって古くから行っている。マッドハニーはアメリカ合衆国東部などでも稀に採取されることがある。

マッドハニーに関する歴史上の記録は古代ギリシアの文献にまでさかのぼる。ギリシアの軍事指導者であるクセノポンは『アナバシス』で紀元前401年にマッドハニーのせいで兵士たちが影響を受けた事例について書き記している。紀元前65年には第三次ミトリダテス戦争の際にミトリダテス6世がマッドハニーを一種の生物兵器としてグナエウス・ポンペイウス将軍配下のローマ兵に対して用いた。18世紀にはマッドハニーはヨーロッパに輸出され、アルコール飲料に付加されていた。

いやー、酩酊効果といっても危なっかしいことするのだな。しかも、そんな遠い昔から使っていたとは!これ読んで、私はイルカの「フグ遊び」を思い出しました。珍しい記録ですが、イルカが仲間でふぐをツンツン突いて遊ぶのです。動画をみるとフグがパンパカリンに膨れてボールみたいですが、単なる玉遊びだけではないようです。ツンツンしてるうちにイルカたちはうっとりしてきてぼーっとしてきてます。中には脱糞するイルカも映ってます。これおそらくフグの体から出てくる毒素のテトロドトキシンで軽い麻痺状態になっているのでないか。テトロドトキシンはグラヤノトキシンやアコニチンとは逆で、Naイオンチャネルの開口阻害で脱分極を阻害します。しかし、同じようなシビれ感があり、それを麻薬みたいに楽しんでいるように見えます。


もしかして草野心平はレンゲツツジのそういう効果を知っていて、軽い酩酊状態を楽しみ、ハイになったところで詩作にふけったのかもしれません。まあ、芸術家と麻薬には近い関係がありそうな気がします。とにかく「酒味酒菜」が来たら早速読んでみよう。


追記:

上記した草野心平の「酒味酒菜」が来たので、早速目を通しました。「花びらの味」という章ですが、この文以前に何処かで読んだ記憶があるな。さて肝腎な部分ですが、レンゲツツジなんて何処にも出てない!大半はジャスミンに関することですが、該当箇所と思われるところで、「野バラの花はヤマアヤメの紫などと一緒にサンドウイッチにして食べたし」となってます。野バラなら普通でしょう。香りも高いし食べてもいいです。上毛新聞はなんちゅう人騒がせな文を載せるんだろうか?もしかしてバズりたいための確信犯?私のモーソーでない証拠に、上毛新聞のくだんのコラムを下に添付します。

 コラム子の早とちりもいいところと思ったら、「酒味酒菜」の別章「野のうた」にまさにこれが書かれてました!!「バターとマーマレードを二つのパンにぬって、その間に紫(アヤメ)と朱(レンゲツツジ)のはなびらをちぎってはさんだ。その歯切れの音がなんとも清潔である。」と書かれてました。ほんとに食ったんだ!そして「二色では少しあくどいので、今度はバターにあやめの紫だけにした」そう。レンゲツツジの毒気にあたって、「これマズいかも」とやめたんじゃないのか?しかし、草野心平は続けてこんなことを書いてます。「すずらんはにおいだけで葉も花も魅力がない。葉も松と違って松より下品なにがさが浮かんでくる。花のかたちは可愛いが、色が、これもにんにくと比べると品がない」そう。スズランも食ったのか、オッサン!


Google AIさんから引いておきます。

スズラン(鈴蘭)は、その可憐な見た目とは裏腹に、非常に強力な毒性を持つ「有毒植物」です。

主な有毒成分と特徴

スズランには「コンバラトキシン」や「コンバロシド」など、30種類以上の強心配糖体(心臓に影響を与える毒)が含まれています。

• 致死量:体重1kgあたり約0.3mg(体重50kgの人であればわずか15mg)

• 水溶性の毒:スズランの毒は水に溶け出す性質があります。そのため、スズランを挿していた花瓶の水を誤って飲んだことによる死亡事故も実際に起きています。

よくある危険な事例

• 山菜との誤食:春先に自生しているスズランの葉が、食用山菜の「ギョウジャニンニク」に酷似しているため、間違えて食べてしまう事故が毎年発生しています(※ギョウジャニンニクは強いニンニク臭がしますが、スズランにはありません)。

草野心平がいう「にんにく」とは野草のギョウジャニンニクでしょう。確かに葉の形がスズランと似てます。しかしまあ、草野はこんなに次から次へと毒草を食って、よく平気でしたネ。もしかして、超人的な解毒能の持ち主なのだろうか。