飯豊山で虫に刺された61歳女性 〜顔面腫脹で下山できず

最近ブユという虫にはあまり会いません。幼虫が清流でしか育たないこともあって、あまり登山しない私は遭遇する機会がありません。遥か昔子どもだった頃、どこかでブユに刺された憶えはありますが、この50年以上絶えてありません。さて今回の記事でその虫刺されがブユだったかどうかははっきりしませんが、ブユの可能性は結構ありそうです。山形放送から引用します。
目が開けられないほど顔が腫れる 飯豊山で虫に刺された61歳女性を防災ヘリもがみが救助
8/10(月) 15:37配信
YBC山形放送
小国町の飯豊山で顔面を虫に刺され自力下山できなくなった登山中の女性が10日、防災ヘリもがみによって救助されました。女性は軽傷で命に別条はないということです。
救助されたのは山梨県南アルプス市の61歳の派遣社員の女性です。女性は、8月8日から登山仲間7人とともに小国町の飯豊山に入りましたが、9日午前5時ごろ、山頂付近で顔面を黒い虫に刺されたということです。
10日には、目が開けられない程、顔がはれ、自力で下山することが難しくなったことから、10日午前9時半前、県消防防災ヘリもがみが女性を救助し川西町の病院に搬送しました。警察によりますと、女性は軽傷で命に別条はないということです。
大変な目に遭いましたね。ヤフコメを見ると似たような経験が出ています。
tar********
今まさに虫刺されの治療真っ最中です。
海辺で釣りをしていて「痒い」と思ったら足首をブヨに噛まれている最中でした。
翌日から直径2センチのドーム型の水ぶくれが右足首の両サイドのくるぶしに1個ずつできました。
市販の薬では悪化するばかりだったので皮膚科に行ってやっと治りました。
危なく蜂窩織炎。
放置は絶対危ないですよ。
トラックの男
夏のスキー場で短パンにビーチサンダルで過ごしていたらブヨに数十箇所やられ、掻きむしり痛くなり、友人にこの近くの温泉に入ると効くよと言われて入ったら膿んで更に痛くなり全身が熱くなり翌日熱が出て痛み痒みは数ヶ月続き傷跡は数年残りました。
当時、ブヨにやられたのは初めてで主に標高の高いところと湿地や湿った地面を好み、決まった時間帯にいる事が多く、低い位置を飛んでいてやられるのは足元が多く傷口を口で作りそこに血が凝固しないように毒を塗って舐めてくるとの事。
翌年、同じ場所へ靴下とスパッツを履いて素肌が完全に見えないように過ごしたらブヨは飛んでいましたが一箇所もやられずに済みました。肌が少しでも(靴下とスパッツの間とか)露出しているとそこがやられます。
山の上の草むらなどで寝転んでそこで寝ようものならば全身やられる可能性がありますし一箇所やられただけでものすごく痒いし治りにくいのでご注意ください。
kiwl*****
20年程前の夏、子どもらのボーイスカウトのバザーに参加していた。その時の服装は下は半ズボン。片付け作業をしている時に一瞬草むらに入っただけなに、帰宅したら右足の脹ら脛が真っ赤になりパンパンに腫れて熱を持っていた。
翌日病院に行ったが原因は分からんと言われた。採血したら普段肝臓の数値は全く問題が無いのに、γGPTの数値が桁違いのえげつない異常値だった!
肝臓が解毒しようとしていたのだろう。
ブユという虫は聞いたことがあったから、多分それだったと思う。
とにかく足が一瞬草に触れただけで、あんなに酷く腫れるとはびっくりした。
▼返信
お気の毒です。いのちがあってよかったけど女の人で顔が腫れてしまった 後遺症なくなおるといいですね
こういう虫は深い森だけじゃなくて都会のちょっとした森とか公園にもいます
昔 お聖天の境内でムシ(たぶんブヨ)にさされたところがすごい腫れて痒く その後結節性痒疹になり
10年くらいステロイドが手放せませんでした あれが顔に起きたら辛かったと思う
pjr********
顔はやばい。庭仕事しててブヨみたいなのに額を刺された。最初は蚊に刺されたくらいの程度でフルコートを塗っていたんだけど、次の日朝起きたら両瞼が腫れて目が開かず、本当にビックリして皮膚科にかけ込んだ。数日したら治るけど顔は下がっていくからね。と言われて塗り薬をもらったが、次の日は頬も腫れて重力で腫れが下に移動してる感じで、4日ほどでやっと引いてきたが、ほんとにびっくりした。
clo********
私は虫刺されのアレルギーがあるのか、普通の蚊でもコブのように腫れ上がるぐらいです。
以前、山で虫刺されなのか何かにかぶれたのか?足が細いくらいしか取り柄がない私の足首が無くなり、サリーちゃんの足のようなリアル象足になったことがあります。関節が肉に埋もれて歩くのも大変だったことを思い出しました。
早く回復するといいですね。。こういう記事を見るとやっぱり山は怖いな…
「サリーちゃんの足」か。この例えは50代以下の方はまったくわからないでしょう。テレビアニメ「魔法使いサリー」のサリーちゃんですね。

この腫れはアレルギー反応ですが、なぜブユだけがそうなることが多いのか。調べると、ブユ刺傷によるアレルギー反応はIV型アレルギーです。いわゆる細胞性で遅延型アレルギーです。GoogleAIさんによると、
ブユ(ブヨ・ブト)に刺されると、その唾液成分に対する強いアレルギー反応(遅延型アレルギー)により、半日〜翌日以降に猛烈なかゆみと激しい腫れが引き起こされます。蚊とは異なり皮膚を噛み切って吸血するため、中心に小さな出血点や内出血が見られるのが特徴です。アレルギー体質の人や過去に何度も刺されている人は、手足全体がパンパンに腫れ上がったり、結節(しこり)として数ヶ月〜数年残り続けたりすることもあります。
だそうです。結節性痒疹とはこのことか。私もここ数年蚊に刺された後なかなか治らず、何ヶ月も痒みとしこりが続くことが何度かありました。ひどい時は冬になっても痒みとしこりが続き、多分その結節性痒疹だったのでしょう。しかし、ブユや蚊の唾液に含まれるタンパク質が抗原となってそこまで長引くのは、不思議です。タンパク質なら体内でそう長期間残存しないからですが、体内組織に交差抗原があるのでしょうか。少し調べてみると、虫刺され後の長引く痒疹にはEBウイルス感染が関係するという記載があります。これもまたGoogleAIさんの説明によると
ブユ(ブヨ)などの虫刺されとEBウイルス(エプスタイン・バーウイルス)が関連づけられる場合、主に「蚊刺過敏症(重症蚊刺アレルギー)」や背景にある「慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)」という特殊かつ稀な疾患が関係しています。
しかし、EBウイルスはヘルペスウイルスの常としてほぼすべての人が生後感染するし、CAEBVでなくてもEBウイルス潜伏感染の持続はほぼ一生と考えられます。CAEBVの診断基準にもよるけど、ほんとに関係あるのか?ところで私、この虫刺され重症化とEBウイルス感染の関係の話は結構昔から言われていたことを不勉強で知りませんでした。「EBウイルス抗原が陰性なのにブユ刺されが極端に増悪した」というような反証報告ですら、すでに1994年に出ていました。当然私は大学時代に学んでなくてはならなかったのですが。
なおブユ刺されにはIgEクラスの抗体も関係しているそうです。IgEは通常I型の即時アレルギーに関係しますが、過去の文献をみるとブユ刺されの重症型では抗ブユIgE抗体高値を示すものの、好塩基球からのヒスタミン放出には関与しないとなっています。脱顆粒を起こさないとすると、この反応は普通のI型アレルギーとはちょっと違う印象です。また遅延型アレルギーのIV型には教科書的にはIgEは関係しないはずです。しかしながら、即時反応の浮腫型炎症から硬結型の痒疹までの過程はなにか関係がありそうです。私は免疫学に疎いので、だれかご存じの方がいたら教えてください。
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