鱈の唐揚げ
またまた日経ですが、月曜夕刊の「食あれば楽あり」はいつも楽しみにしています。発酵学研究者として有名な小泉武夫先生の連載ですが、いつも簡単なレシピーで思いがけない料理を紹介してくれます。
先月紹介の「鱈の唐揚げ」は気に入って、今冬何度もつくりました。この冬、鱈は割と安くたくさん出回っています。特に生の鱈が多いです。いつもですとムニエルかちり鍋ですが、この唐揚げは目からうろこでした。「そうか、鳥でなくても唐揚げか」と思いました。最近の生鱈は結構骨をすいてくれていますが、鮮度は骨付きを自分ですいた方がいいかもしれません。使う粉は「日清唐揚げ粉」でまぶすタイプです。鱈は水分が出やすいので水溶きの衣だとどうも作りにくいです。まぶすタイプが楽ですが、そのままだと相当に味が濃くなってしまいます。そこで普通の片栗粉で半分くらいに薄め、さらに好みでカレー粉(うちのはフランスで買ったもの)を振りかけます。これで1センチくらい食用油を入れた小鍋でゆっくり揚げていきます。
さて試食。美味しい。簡単なのに美味しいです。今回は到着したばかりの日向夏を添えてみました。春の優しい味覚とあいまって鱈の唐揚げが一段と美味しくなりました。そろそろ冬も終わりで、冬好きの私は名残惜しく思っております。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。