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私立大学医学部の学費が「異常に高い」本当の理由

表題はThe Gold Onlineの記事タイトルです。


その内容の前に、今私立医学部はどれくらいかかるか調べました(2023年度)。

うーん、高低あるけど全般に国立大と比べてかなり高いです。


ちなみに私が入った時代(1980年前後)の学費を調べたら、以下でした。

特定の2大学が特に安いが、産業医大は準国立大といっていい時代でしたからね。あとは慈恵と日医が安かった。それらを除いて、あとはほとんど変わらない高さ。しかし昭和時代に関しては、表向きのこれら学費以外に「寄付金」がありました。多くの私立大ではほぼマストで、実質的な学費は今とさほど変わらなかったと思います。今は「明朗会計」になっただけ!と言いたいが、実は今も補欠合格だとさらにプラスして示される寄付金はマストらしいです。自分の母校は本当に格安でした。「寄付金なし」でここに出ている通りでした。今はしがないサラリーマンではちょっと払えない。従って子供には母校でなく、国立医学部に行ってもらいました。


 なぜ私立医学部の学費が高いのか?まず、これらの理由が書かれています。


1. 大学病院の運営費用が高額だから

2.学生数が制限されているから

3.医師を育てる費用が高いから

しかし、秋谷医師はそれは関係ないと言います。じゃあ、なんですか?というとまず

医師という職業にそれだけの投資価値があるから――


シンプルですが、ここが1番重要な点なのです。

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は約443万円だそうです。では、医師の平均年収はどれくらいでしょうか。

厚生労働省の発表によると、医師の平均年収は1,378万3,000円ということになっています。男女別にみてみても、男性1,469万9,000円、女性1,053万7,000円となっています。

つまり、大学に数千万円投資をしても、4~5年くらいで回収できるわけですね。

だそうです。そして、

もう1つの重要なポイントは「後継者問題」です。


日本では少子高齢者問題が加速しています。「後継者不足」のために廃業せざるを得ない会社も少なくありません。

この問題は会社だけに留まらず、クリニックや一般診療所でも大きな問題になっており、わざわざ高い仲介手数料を支払って、後継者を探してもらったりするわけです。

それならば、自分の子どもが後継者になってくれたら……自分のノウハウも教えられますし、自分の財産をそのまま引き継いでもらえるので一石二鳥です。

そのため、「多少学力が足らなくてもなんとかして自分の子どもを医師にさせたい」という思いが強くなり、需要が増える結果、私大の学費が高くなっても誰も文句が言えないわけですね。


だそうです。つまり、私立医学部は黙っていても需要があるから高学費で高止まりということ?うーん、なんともわかりません。私は一番上の普通に考えられる理由の中で、


2.学生数が制限されているから

3.医師を育てる費用が高いから


と関係する医学部教員の人件費が大きい理由だと思うのですが。理科系の中で学生対教員数で、もっとも教員比率が高いのが医学部ですから。