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Crocus thomasii 〜なんと!枯れてなかった!


この前はCrocus hadriaticusを紹介しましたが、こちらは最近ようやく開花したCrocus thomasiiになります。こちらも購入してから6,7年経ちますが、例年11月初めには開花する種類です。ところが今年は11月半ばを過ぎても、芽すら出て来ない。昨夏、そして今夏の異常な暑さで夏を乗り切れずに枯死してしまった球根植物は幾つかあり、これもとうとうダメになってしまったかと諦めていました。


 Crocus thomasiiはかなり珍しい秋咲きクロッカスの原種です。日本での栽培は結構難しいと聞きますが、うちでは植えた土が合っていたせいか(さらっとした砂質の土)、年々数が増えています。今年の花立ちはやや少なかったですが、大切に育てていきたいと思います。


 Crocus thomasiiは調べるとsativusすなわちサフランの仲間だと書かれています。確かに赤い雌しべがやや伸びていますが、サフランほどの長さではありません。サフランと比べるとかなり小型の種類で、花の大きさは5センチ程度です。原産地は南イタリアからクロアチアとなっています。沿海部の山地に自生するとのことなので、アドリア海に面した山地なのでしょう。