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地方の旧帝や旧六のような上位の国立大医学部や慶應のような難関私大医学部では、「もう一度理三、京医を受け直したい」と考えて仮面浪人をする学生が、昔からいます。また東大や京大でも医学部以外の学部に入学してから、理三・京医の再受験にチャンレンジする学生も結構居ます。

いったんは踏ん切りをつけ、2浪で金沢大学医学部に進学することを決めた森さんですが、大学に入学する直前に、仮面浪人という選択肢があることを知ります。「大学に通いながら、国立大学を受験することはできないと思い込んでいました。ですが、いろいろと調べてみたら大学に在籍しながらでも受験ができると知り、ふたたび理Ⅲを目指して勉強を始めました」


 金沢で大学生活がはじまってからは、大学に通いつつ1日4~5時間ほど勉強をしていたそうです。「講義を受けながら勉強をしていたので、予備校に通っていたときよりも勉強時間が少なくなってしまいました。この1年は成績が下がらないようにするだけでも一苦労でした。少しは成績が伸びたように思いますが、模試の成績も2浪目と同じくらいで最高がCくらいでした」


 過酷だった仮面浪人の日々は慌ただしく過ぎて、4回目の理Ⅲ受験を迎えます。しかし運命の神様は残酷で、またしても前年と同じく数点差での不合格でした。私自身、今回の挑戦で『もうやり切った。これ以上やっても伸びない』と思うところまで頑張ったので悔いはなくなり、医者になるという次の目標に向けて頑張ることにしました」

こういう層の仮面浪人から理三の受験に成功する学生は、2割前後だと思います(それでも十分高い合格率と思いますが)。休学して受験勉強に専念する仮面浪人もいますが、休学しないで再受験の勉強にも取り組む者の方が多い印象があります。そうなると進級と受験の両にらみというか二足のわらじとなり、かなり大変なのは事実です。


 ヤフコメには経験者も多い印象を受けました。

lio********


私は旧帝大医学部目指したけど限界を感じて地方国立医に2浪で入学した

これ以上受験勉強しても伸びないと自覚する感覚は共感する

ただ理3目指し、医学研究者目指した方が行き着いた先が美容皮膚科のクリニック勤務には少し違和感あるかも


患者に寄り添う診療は同意見です

もっと言えば、患者さんが自分の大切な家族だったら?

仮に自分が患者だったら、私に診てもらいたいと思えるか?

これらの事を意識しながら日常診療に従事してる


tho********


私は白い巨塔の帝大医学部出身です。自分は現役ですが、六浪までは実例を知っています。正直医師免許はどこ出てもそれ自体の価値は一緒なんで、地方国立でも現役で入った方が帝大多浪よりコスパがいいですよ(私学は学費高いから避けたいのは分かります)。東京阪で卒後早くから研究医をやるなら自校卒に多少意味があるかもしれませんが、研究者も若くにキャリアを始めないとなかなかいい論文が書けないので、結局多浪は無駄なのです。結論として、lできるだけ早く医師免許を取った方がQOMLの充実につながると考えます。


silver


私はOB特権で慶應の日吉にある大学図書館を卒業後もよく利用していましたが、毎年4月〜6月頃は駿台東大コースの問題を解いている仮面浪人生と思しき新入生を何人か必ず見かけました。

しかしその一方で、図書館内の自習席では公認会計士や司法試験の資格学校テキストを勉強しているダブルスクールの学生もよくいます。個人的には仮面浪人してまで東大にこだわるより、難関資格など次の目標をみつけるのが前向きでいいのではないかと思うのですが、この記事の彼女のように自身が納得できるまで挑戦することは本人にとっても必要なことなのかもしれないですね。

なんであれ悩みながらも一所懸命に頑張った経験は、彼女のように前向きにとらえられればその後の人生の大きな糧となると思います。


b*****1時間前


理Ⅲはね別格なのよ。

自分も浪人して地方医学部にやっとひっかかった身ですけど。。

柔道でいうと、自分が県大会優勝チームのレギュラーにはなったけど全国ではぱっとしなかったぐらいの選手だとすると、あの人達は強化選手の声がかかって真剣に五輪とか国際大会考えてるぐらいのレベルの差がある。

高校、予備校で理Ⅲにいった人もすこし知ってるけど、別物だった。

多少持ってたプライドもボキボキというより、別物だとおもったので傷つかなかったレベル。記事の先生は優秀でトップレベルに近いところまでいったんだろうけど、トップにはなれなかったんだろうね。

ただ、臨床医になれば全く関係ないんだけどね。違う種類のレースが始まるから


bla********


国立の理学部数学科に行きたくて撃沈,そりゃあ数学しか勉強して無かったからな,数学だけは全国模試でなんどかトップ取ったんだけどな,結局,駅弁国立に進学して仮面してたんだけど・・・・・仮面先の大学で入った部活が楽し過ぎて,仮面を辞めてそのまま卒業したよ,後悔はしていない。あと,親戚のガキが東大理Ⅲ目指してたが駄目で理Ⅰで入学,で理Ⅰから医学部を狙ったが駄目で,そのまま修士・博士行ってそのまま東大で教職に付いているが,今でも会う度に学歴コンプの愚痴を聴かされる


最後のはちょっと残念かな。死に物狂いでやった経験は、成功しなくてもまた別な角度から良い糧にしてほしいです。実際そうしている者の方がずっと多いでしょう。以下のコメントはまったく同感です。


ofs********


東大理三に限らず、大学を卒業してもまだ学歴に執着したり、コンプレックスがある人って、受験生時代に勉強に全力を尽くさなかった人が多い気がする。そういう人は、何かにつけて「あの時もっと頑張っていれば……」みたいな後ろ向きな思考になるのかなと。

多浪で人生多少遠回りしたとしても、この人のようにたとえ合格出来なくても、「全力を出し尽くした」と納得して次の道に進む方が、残りの人生を実りあるものに出来ると思う。多浪していた時間よりも、その先の時間の方が遥かに長い。

この方の医師としての今後の活躍に期待したい。



 ただ、こんなコメントもありました。

mak


理三卒です

塾にも通わず比較的余裕で合格した自分からすると、理三合格は最終的な目標として頑張るものでもなく、医者になるために目指すものでもなくただの通過点でした

理三に入って得たものは、一生使える他人からの信用と履歴書、優秀な(勉強ができるという意味ではなく)東大の友人たちであり、理三に入って本当に良かったなあと思います


 率直に「すごいですね」と思います。ある種の天才的な才能をお持ちと見受けますが(それはおそらく数学に)、医者としての能力は必ずしも入試の才能とは一致しません。