きん藤（きんとう）　〜深谷宿の旅籠や

この度も深谷泊まりは「きん藤」さんにお世話になりました。深谷駅からだとちょっと歩きますが、まあ10分程度。旧中山道沿いですが、比較的静かな通りにあります。今の建物は昨年（2023年）9月にリニューしたものですが、「文化八年創業」と書いてありますね。西暦にすると1811年で江戸時代後期となります。おそらく中山道深谷宿の旅籠やとして創業したのでしょう。この写真で写る正面建物の奥に別棟で三階建ての宿泊棟があります。

　部屋に風呂がありませんが、大きな浴場がありゆったり過ごせます。風呂の床は大谷石を使っており、暖かさを保ちます。晩ご飯でお願いした「東白菊」の冷酒です。

「東白菊」は深谷の地酒で、本店は「きん藤」から中山道沿いに300mくらい西に行ったところにあります。そこでも買えますが、このラヴェルの日本酒は「きん藤」のみです。美味しくいただけて、この1本で晩酌はちょうどいいです。

　やっぱりベッドの布団が良いです。ホテルだとベッドメイキングでびしっと張られた布団が窮屈ですが、ここはふんわり。そして床のスプリングが固めで、私好みです。

　朝ご飯はこんな感じ。普通の旅館の朝飯ですが、ゆったりくつろいで食べられます。

日本酒蔵元の「東白菊」はこんな通販サイトがあります。

追伸：「東白菊」は「あずましらぎく」と読むそうです。タクシー運転手さんに「ひがししらぎく」と言ってしまい、笑われてしまいました。