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深谷ネギが来た 〜そうだ「ねぎま鍋」にしよう

メバチの大トロ 〜これは美味い!
冬はつとめて 〜清少納言が見た早朝とは


3年ぶりに深谷の某農家にネギを注文しました。今年は猛暑のせいでネギが不作と聞きますが、立派なネギを送ってもらえました。気温も高めなので早く消費しないとなりませんが、何にしようか。


 浅草の松屋デパート地下のいつもの鮮魚店に行くと、また生のメバチマグロの柵取りを売ってました。ものすごく美味しそう。刺身かと思って買い物籠に入れましたが、「そうだ!今日はねぎまが良いな!」とgood ideaを思いつきました。こんなに良いマグロだと少し勿体ない気もしますが、良いマグロだからこそ良いネギと合わせてねぎま!今回は奮発して実家にお裾分けする分も購入。帰宅して早速実家にも連絡し、ねぎまをそちらでも食べられるように手配しました。


 ねぎまは鍋料理ということもありますが、江戸時代の昔から冬の東京の代表的な味覚です。昔は冷蔵保存ができず、大きなマグロだと消費する前に傷んでしまうことも多かったようです。今は珍重されるトロの部分はその脂で傷みやすいとのことで、火を通して食べた方がよいとのことでねぎまが誕生したと聞きます。鍋物ですから他の野菜でもいいと思いますが、ネギと合わせるようになったのは毒消しなのか臭み消しなのか。いずれにしても今からみると勿体ないというか贅沢というか、なかなか思いつかない料理法です。


 さてねぎまのやり方ですが、持って帰ってもらった実家から、質問がありました。我流ですが、我が家ではこうしています。まず鰹節を中心として出しを引きます。そしてネギは青いところから白いところまで5センチくらいの長さで筒切りにします。筒切りにしたネギはフライパンに油を少し引いてから軽く焼きます。焦げ目がついたところで取り出し、鍋に投入。


そうしたら、出しを入れて火に掛けます。煮立ってきたら、適当な大きさに切ったマグロを投入し、半生くらいですぐ引き出して食べる。ちょうど今がシーズンの国産レモンをたくさん使って、たっぷりかけます。醤油は少し。


 もう、激ウマです。ご飯も進むし、あとで投入したうどんも絶品。純米の日本酒とともに満喫しました。実家からも電話が掛かってきて、ものすごく美味しかったとのこと。池波正太郎などの時代小説に「ねぎま鍋」が出てくるのは読んだことがあるけど、つくって食べるのは初めてだったとのこと。やはり、マグロを鍋にするって現代においては相当に贅沢なことですからね。ああ、親孝行もできて良かった。ご馳走様でした!