gillespoire

日常考えたことを書きます

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

馳浩氏の官房機密費発言 〜やっぱりな

馳浩が五輪招致の運動の際、官房機密費を使ったと講演会で発言し、事後に騒がれて発言取り消しをおこないました。

馳浩・石川県知事が自らの東京五輪誘致活動で、官房機密費(内閣官房報償費)を使って国際オリンピック委員会(IOC)の委員全員に「20万円のアルバムを渡した」と口を滑らせたことが、政界だけでなくSNS上も含めて大炎上している。

 この記事を読んで改めて思ったのは、「官房機密費はいったい何に使われているのか?」です。官房機密費は平均年間約13億円も使われていますが、その使途は「機密」だからということで一切開示されていません。自民党が与党から野党に転落し、民主党が政権を取る前ですが「官房機密費の使途を公開する」と民主党幹部が発言したのを憶えています。ところが、いざ民主党が政権につくとそれまでの内閣と同じく、非公開となりました。以下は2009年の記事。


官房機密費の使途・金額「公表せず」 平野官房長官

2009年11月5日12時20分


 平野博文官房長官は5日の記者会見で、歴代内閣が使途を公開せずに使ってきた官房機密費(内閣官房報償費)について、鳩山内閣でも使途や金額を公表しない方針を明らかにした。民主党は野党時代の01年、官房機密費流用防止法案を国会に提出、03年統一地方選政策集にも機密費改革を盛り込むなど、使途の透明性確保を主張していた。


 平野氏は会見で、河村建夫前官房長官から官房機密費の引き継ぎを受けたことを明かしたうえで、「報償費という性格上、少なくとも相手があることだし、オープンにしていくことは考えていない。私が責任をもって適切に判断しながら対処する。発表は差し控えたい」と語った。前政権からの引き継ぎの際の残高についても「発表は差し控えたい」と述べた。


 官房機密費の必要性については「内閣・政府にとって重要な情報収集、その情報収集に対する対価」と説明。透明性の確保は「私をご信頼いただきたい」と強調したうえで、「可能な限り今でも会計検査院でチェックを受けている」と述べ、使途を公表しなくても、疑義は生じないとの認識を示した。


 平野氏は就任直後の9月17日の記者会見で官房機密費について問われ、「そんなものがあるんですか。全く承知していない」と語っていた。


ふーん、情報収集ですか。スパイみたいなのでもいて秘密提供への報酬を払っているみたい。しかし、私はこの時「いやスパイもいるかもしれないが、そいつらへの報酬なんて僅かなものだろう。多くは政界工作に使われている。だから与党になった民主党は、非公開としたんだろう」と考えました。実は野党、新聞などの大手メディア、そして「政治評論家」と称する政治屋のたぐいで、結局「政権反対あるいは批判派の懐柔」として現ナマが渡っているんじゃないかと、密かに思いました。げすの勘ぐりかもしれんが、どう考えても民主党のこそこそした態度に、それを疑いました。


 元木昌彦日刊ゲンダイで、私の疑念に正面切った回答を出してくれました。引用をします。

馳浩石川県知事が、東京五輪招致のために、安倍晋三首相(当時)からいわれて、官房機密費を使ってⅠOC委員個々の豪華アルバムを作り、渡したと発言したことが波紋を呼んでいる。中には、東京五輪がカネまみれ嘘まみれだった、機密費まで使われていたことは重大だと、力説する評論家もいるが、私からいわせれば、何を今更と思うしかない。


 馳浩は慌てて発言を撤回したが、自分を大物に見せたいがため、事実の万分の一を話しただけに違いない。


 集票力のあるIOC委員にはアルバム+現ナマが渡されていたと考えるのが「常識」ではないか。


 いくらアホでもそこまではバラすまい。

まあ、そこまでは普通に想定内ですよ。問題はその後。


年間十数億といわれる官房機密費の全容が、なぜ明らかにならないのか。

一言でいえば、ロクなことに使われていないからだと、私は思っている。


 かつて名官房長官といわれた野中広務が、「内閣官房機密費を多い時で月に7000万円、少なくとも5000万円使い、その内訳は月々内閣総理大臣に1000万円、自民党国対委員長や参議院幹事長に各500万円程度を渡し、更には政治評論家や野党の国会議員らにも配っていた」と明らかにしたことがあった。


 それを受けて、田原総一朗が、野中が持ってきた金額は1000万円だったが、突っ返したと暴露した。


 突っ返さなかった政権のポチ評論家やメディアの政治部幹部が多くいたことは間違いない。


 昔よくいわれていたのが、自民党の国対委員長が、野党の国対委員長らと麻雀を囲み、わざと負けて大枚を渡すことが公然と行われていたが、このカネは機密費から出ているというものだった。


 閣僚たちや野党の有力者が外遊する時の餞別や、首相が買い込む手土産代にも機密費が使われているといわれている。


 2019年の参院選に出た河井案里を当選させようと、夫の河井克行衆院議員が金をばらまき、公選法違反で逮捕、有罪になったが、自民党から買収資金1億5000万円が流れていた。


 このカネは安倍首相が機密費から出したのではないかと、私は睨んでいる。


その通りなのでしょう!やっぱりな。しかしさ、このお金の元は税金ですよね?そういう政治家の私的利益のための消費が年に13億円も許されているの??


官房機密費の正式名称は「内閣官房報償費」。日本の予算制度は単年度主義だから、残れば次の年度に繰り越されるが、報償費が余ったという話はほとんど聞いたことがない。


 国民の血税が、官邸のごく一部の人間の「買収費」や「お小遣い」になっているのである。


 さらに、領収書も必要とせず、会計検査院の監査も免除されている。


 この問題に、野党もメディアも真剣に取り組み、真相を解明しようとしたことがあったか。馳浩の放言をきっかけに、今こそ機密費の闇に斬り込み、廃止に追い込むべきである。


政治評論家にいつも自民党の提灯持ちか幇間みたいな発言ばかりするやつ、いますね。田﨑史郎とか。あと読売新聞とか日経新聞とか、妙に政権を擁護するヘンな解説やニュースを記事にしていますね。そういう目でみると、日本社会党は昔からわけわからん反対のため反対活動みたいなのをよくしていましたね?皆、実は「同じ穴のムジナ」なんじゃないか?


 戦後日本の政治などの民主化、実は壮大な虚構だったんじゃないでしょうか?もっともらしく政権与党を批判する野党政治家とか新聞社とか政治評論家。すべて与党政治家や官僚とグルのウソの世界なんじゃないか?しかも我々が払った税金で私利私欲を満たしている。今日本が衰退・没落するのも、こういう誤魔化しの民主制、まやかしの馴れ合い精神が戦後長年跋扈してきたせいでないかと、私は今はっきりそう思います。


追伸:
その後、ある方のブログを見て、田崎史郎が仰天するコメントをスポーツ報知に出していたことを知りました。

田崎史郎氏、馳浩知事の「機密費でIOCにプレゼント」発言にあきれ顔「官房機密費の歴史の中でも初めて」



馳氏の発言について、同番組の取材に応じた政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「(馳氏)本人は打ち消しましたが、私の知り合いの中でもアルバムを見たって人がいたんですよ。実際にあったんじゃないかと思います」とコメント。


 「外遊に使う部分が大きいと言われる官房機密費ですが、確認はできない」と続けた上で「今回は官房機密費の歴史の中でも初めてなんですよ。『何々に官房機密費を使いました』と言ったのは、恐らく馳さんが初めてだと思います」と発言。


 「馳さんは本当に賢くない人だなあと思いました」とあきれていた。

田崎史郎、おめぇ他人事みたいにコメントしてるけど、実は自分も機密費をもらってたことがばれそうになって、ものすごく焦ってるんじゃないの???