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京都府立医大・看護師殺人事件(1998年)を思い出す(1)

京都府立医大・看護師殺人事件(1998年)を思い出す(2)
京都府立医大・看護師殺人事件(1998年)を思い出す(3)


大津市の不動産仲介会社の社員が、強制性交等致傷などの疑いで逮捕されたというニュースが、6月22日報道されていたようです。もう元記事が読めないのですが、週刊女性primeにこのような解説が出ていたので、転載します。

滋賀県警草津署は6月29日、同県大津市の会社員・中西大樹容疑者(31)を強制性交等致傷などの疑いで逮捕した。6月22日、容疑者は同県栗東市のアパートに30代女性をわいせつ目的で強引に連れ込み、手足をテープのようなもので縛った上で、数時間にわたって性的暴行を加えた。被害女性には鼻部、顎部、頸部に擦過傷などのケガも負わせたというもの。

「幸いにも女性は軽傷で、その場から自力で逃げ出して、警察に被害届を提出。警察が捜査を進めて、容疑者の逮捕にこぎつけた。テープなども事前に準備していたとみられ、計画的、かつ極めて非道な犯行だといえます」(全国紙社会部記者)

中西容疑者が住宅機器メーカーの最大手L傘下の不動産会社社員で、賃貸営業担当と出ています。この不動産会社は「株式会社ピアライフ」だそうですが、調べると「LYXIL不動産」の一つで、建築材料・住宅設備機器業界最大手の企業LYXIL傘下であることがわかります。また、

事件について同社に問い合わせるも、取材はいっさい拒否されていた。

とも出ていますが、この事件でネット掲載された記事が、いち早く削除されてしまっている点が気になります。この事件以外にも、中西容疑者には余罪があるのでないでしょうか?おそらく不動産の照会で来た客で好みの女性がいた時、案内した空き室で暴行に及んでいたのでしょう。


 これで思い出すのが、表題の1998年に起きた「京都府立医大・看護師殺人事件」です。私も当時の事件報道を憶えています。

--未解決!“不連続美人殺人事件”は…--

京都・看護婦殺人事件-平成10年7月

 平成10年夏、祇園祭の余韻が覚めやらぬ京都で美人看護婦が惨殺された事件は、発生から2年半がたった。防犯ビデオがとらえた犯人の映像を頼りに、遺族は有力な情報提供者に200万円の謝礼金を用意、1日も早い犯人逮捕を願っているが、捜査は予想以上に難航している。

 平成10年7月19日未明、京都府立医大病院の看護婦だった

西田和代さん=当時(25)=が、京都市中京区の独身看護婦用の

マンション自室で遺体で発見された。両手足をビニールひもで縛られた

和代さんは、顔が青くはれ上がるまで殴られたうえ、両胸を包丁で深く刺され、ベッドわきで息絶えていた

 死亡推定時刻は18日午前。夜勤明けで帰宅した直後だったとみられている。当日の正午過ぎ、京都市内の銀行のATMで和代さんのキャッシュカードを使って現金を引き出そうとしていた男の姿が、店内の防犯ビデオに映っていた。ビデオの男が特徴的だったことから、早期解決は必至とみられた。ところが、「似た人物を見た」といった情報は寄せられるものの、犯人に直結しない。

 1年が経過し、宮崎県えびの市に住む父親の時彦さん(63)は

「殺人事件の捜査に協力する会」を結成。有力情報の提供者に

懸賞金200万円を贈ることを決め、ビデオに映っていた男を掲載した

ポスターを全国に配布した。

捜査する警察の焦りは、次の記事でもわかります。

その結果、捜査2年目以降も継続して、ひと月に20件以上の情報が寄せられ、現在までで、その数は700件以上を数える。だが、情報量の多さが、逆に捜査の進ちょく状況を物語ってもいる。「情報提供で割り出した人物はいずれもアリバイ捜査で詰められない。それでも、やはり一般からの情報提供だけが頼り」と捜査幹部。現場近くの住民が「事件直後ならまだしも、今になって警察から『当時、こういう人を見たことはなかったか』と何人かの顔写真を見せられても…」と話すように、事件は迷宮入りもささやかれだした。捜査本部の焦りは、家族にもストレートに伝わる。時彦さんは「警察はこれまで、行きずりの犯行とみていたのに、発生から2年たって交友関係に重点を置くようになったと聞いています。今でも犯人を許せない気持ちは変わりませんが、万が一、友だち関係ということになると…。正直、戸惑ってます」と複雑な胸中を打ち明けた。