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「夫婦あなごめし」 〜NewDays駅弁祭り

ポワール


ようやく気温が下がってくれて、恒例のNewDays駅弁祭りが戻ってきました。それにしてもここ1,2年は駅弁も爆上がりです。昔みたいに気安く買えなくなりました。こういう時にフンパツして買うくらいです。


今回紹介する広島の「夫婦あなごめし」は、以前も一度購入したことがあります。「2本もアナゴが入っている」ということで豪華感があります。私はどちらかというとウナギよりアナゴが好きです。今夏は魚屋でかなり頻繁にアナゴが入荷しましたが、自分でしぐれ煮とかにすると美味しいです。昔魚屋で売る生アナゴは調理してもゴムみたいに固くてまずかったですが、最近は鮮度がいいせいかうまく仕上がります。そういうわけでしょっちゅうアナゴを食べますが、この駅弁のアナゴもなかなかおいしい。まずアナゴのサイズが小さいのがいいです。俗に「メソ」とか「メソっ子」という小ぶりなアナゴですが、魚屋では売ってないサイズです。この駅弁のアナゴは、実に柔らかく煮上がっています。しかもしっとりと脂がのっていて、ご飯ごと口に放り込むとその脂がじんわりと舌に馴染みます。

そして左側の小さなカップに貼っているアナゴの骨せんべいが、飲んべえには嬉しい。全体に日本酒にもよく合う味に仕上がっている駅弁で、旅先の車中でいただけばほんわかした気分になれそうです。


 この駅弁は「広島駅弁当」の看板商品のようで、サイトでも大々的に宣伝しています。

広島駅弁党は各地で廃業の憂き目にあった駅弁会社のブランドも継承していて、以前紹介した博多寿軒の「かしわめし」も製造・販売しています。

駅弁、確かに駅頭で買う機会は少なくなりました。でも地方に行った時駅で買う楽しみは格別です。これ以上減らないでほしいなと思います。

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妻に会話がつまらないと言われてしまった 〜身近にいるアスペルガー

ポワール



今回紹介する読売の「小町」の相談を読んで、生成AIの想像以上の進化を実感しました。その相談内容です。

妻に会話がつまらないと言われてしまった

もやし


30代会社員の男性です。


先日妻に「ずっと我慢してたけどあなたとの会話って本当につまらない」と言われてしまいました。そんなことを言われるとは思っておらず、少しショックを受けています。
自分では会話が苦手なわけでも冷たいつもりもありません。むしろ、実用的な返答をしていると思っています。

具体的にはこんなやりとりがありました

妻「今日、雨かな?」
→ 私「天気予報見たら?」

妻「もうすぐ新しいカフェできるんだって!」
→ 私「ふーん。なんかおしゃれな店だね。…まぁ、食べてみないと正確な評価はできないけど」

妻「仕事疲れた…」
→ 私「じゃあ、早く寝たらいいよ」

これで「つまらない」と言われるとは思いませんでした。

確かに感情的なリアクションや共感はあまり得意ではありませんが、ちゃんと返事してるし、会話に参加してるつもりです。

妻曰く「あなたは誠実だし嘘をつかないから今まで我慢してたけど会話が退屈」、「あなたよりチャットGPTの方が会話が盛り上がる」「思いやりに欠ける」などと散々な言われようです…。


的確な答えを返すことの何がいけないのでしょうか?妻から「もっと会話を膨らませようとは思わないのか?」と言われましたが、正直意味がよくわかりません。例えば「今日雨かな?」や「疲れた」という妻の会話をどう膨らませろというのでしょうか?天気は天気予報を見れば済む話ですし疲れたのなら早く寝るのが1番だと思うのです。今までの会話もだいたいこんな感じだったと思います。男性・女性問わず、同じような経験をされた方はいらっしゃいますか?チャットGPTに会話で負ける私はもっと会話の練習をするべきなのでしょうか?

アスペルガーでないひとがこの相談を読んだら、「もやし」氏の問題点はすぐわかります。「言われたことを字句通りにしか理解できず、込められている意図にまったく気づけない」です。

「今日雨かな」→洗濯物外干ししてもいい?もし降ったら取り込み頼めるかな?

「もうすぐ新しいカフェできるんだって」→どんなカフェかワクワクする、一緒に行ってみない?

「仕事疲れた」→最近仕事が大変。ちょっと愚痴言ってもいい?

くらいは、普通の夫だったら奥さんの内心を想像してみるんでないかい?「もやし」氏は妻が話す内容を「自分への質問」と捉え、その返答をすることが会話と考えています。相手に対して誠実であろう、嘘を言ってはいけないという気持ちはよくわかるのですが、こういうひとは大学受験の国語の問題を解かせたら、読解とかほぼ0点でしょうね。「もやし」氏はアスペルガー症候群の範疇で間違いないです


 アスペルガー症候群、最近たくさんの一般書が出るようになったので、知らない人の方が少ないでしょう。実際の患者さんは実に多様でひとりひとりが相当異なります。けれどもその中で一貫して見られるのが「他人の自我への認識力の乏しさ」です。上の問題は「サリーの籠、アンの箱」の心理テストでよく知られています。

発達心理学における「心の理論」というものがあります。心の理論とは「他人の心を推測する」という心の機能のひとつです。その獲得の度合いをはかる有名なテストに「サリーとアン課題」 ( 誤信念課題 ) というものがあります。


 ① サリーとアンの二人が部屋の中で遊んでいます。

 ② サリーは自分の人形をカゴの中に入れて部屋を出ます。

 ③ サリーが出ていった後に、アンはカゴの中の人形を自分の箱の中に隠しま す。

 ④ 部屋に戻ってきたサリーは、もう一度人形で遊ぶためにどこを探すでしょう?


 このテストは自分の視点以外 ( サリーの視点 ) に立てるかどうか、そしてサリーの「人形はカゴの中にある」という信念を理解できるかどうかというテストです。

 サリーはアンが人形を箱の中に移したところを見ていないので、正解は「カゴの 中を探す」です。


 実はこのテスト、3歳児(平均で3歳6か月) では過半数以上が「箱の中を探す」と、自分の見たままで答えます。これが4歳児(平均で4歳6か月)では逆転して過半数が「カゴの中を探す」と答えられるようになり、就学する6歳では95%以上の子が正答できるようになります。3歳児ともなると、大人顔負けに会話ができたりするので、この結果に驚かれた方は多いのではないでしょうか。

これ、普通の成人からみて不思議で仕方ないですが、ある意味「数痴」の裏返しみたいなものでしょう。数学力の強さのひとつが「字義通りの理解を徹底する」です。これがいい加減だと数学的論理の構成が根底から崩れます。たとえば絶対値の条件が示される問題だったら、正の数と同時に負の数も忘れてはなりません。「当たり前」ですが、膨大な計算をしているとつい負の数の方を忘れてしまう。ケアレスミスでありがちなパターンで、終わった後で地団駄踏むことになります。私は心理学者でないので説明がうまくできませんが、思考過程で「問題を最初見た自分」が解いている途中で「現在の自分」から分離していくせいでないかと思います。この忘れは単純な「もの忘れ」とは違うのでないか。その点アスペルガーの方はそういうエラーを絶対しないです。「負の数」といった非日常的な感覚でも断固としてこだわる自我が継続するから見落としがないのです。無論普通のひとでも訓練次第でできるようになりますが、アスペルガーのひとにとっては天性の感覚で「最初からそれができて当たり前」です。過去の自我の分離を拒む「強い自我」は単一であり、もとより「他人の自我」などそれ以外の自我は基本認識されません。こどもは嘘をついたり不実な行為をすることはいけないことだと、親から厳しく言われます。しかし、本当は「人間だから」こそ、嘘をついたり不実な行為をして、相手を欺こうとするのです。つまり、これは「相手のこころ」の存在を認識していることが大前提で、それなしではなしえない。アスペルガーのひとが嘘をつかない誠実な人柄であるのは、「そういうことができないから」という先天的な能力欠損にほかなりません。


 しかし、奥さんの訴えからすると、生成AIはそういう「人間らしい」こころの動きも提示できるのですね。生成AIはヒトでないから感情はないはずだけど、感情とはなにかは認識できるようです。これからAIの解析がさらに進めば「人間らしい情感」を科学的に解き明かすことも可能になると感じます。そうなればアスペルガー症候群患者の脳機能の障害もわかるようになるでしょう(その結果治るかどうかはわからないが)。しかし、アスペルガーのひとも訓練次第で、普通のひと「かのような」コミュニケーションはできるようになります。「もやし」氏に戻ると、このまま手をこまねくと奥さんはカサンドラ症候群になってしまいます。

カサンドラ症候群とは、自閉スペクトラム症(ASD)などの特性を持つ家族やパートナーと、コミュニケーションや情緒的関係をうまく築けず、そのストレスから心身に不調をきたす状態を指します。これは公式な病名ではなく、古代ギリシャ神話のカサンドラが誰からも信じてもらえなかった悲劇にちなんで名付けられました。主な症状には、うつ状態、不安障害、孤独感、無力感などがあり、正式な診断名は適応障害とされることもあります。


しかし、「もやし」氏は小町のコメントを見て懸命に努力をしています。

レスありがとうございます

もやし トピ主

2025年10月9日 21:30

みなさんありがとうございます。

こんなにレスがもらえるなんて思ってもいませんでした。

確かにみなさんのレスを見ると自分の返答はつまらないと言うか冷めた印象がありますね。

自分は冷たくしてるつもりは全く無いんですけど…

あと少ないですが、私の意見に共感してくださる方、そのままでも大丈夫と言ってくださる方もいました。

正直嬉しくなりましたがここで安心していてはいけませんよね。

みなさんのアドバイスを参考に会話を広げる努力をしてみたいと思います。

離婚も時間の問題というレスに焦りました。

自分の会話が原因での離婚は避けたいので妻への気遣い、会話を少しでも広げる工夫をしていきたいと思います。

妻に怪しまれました

もやし トピ主


さっそく仕事終わりの妻に「あー今日も疲れた」と言われたので、
「疲れたの?毎日お疲れ様。じゃあ夜はゆっくりしよう。お風呂沸かしてくるよ」と返してみました。

すると妻は一瞬キョトンとしたあと、「…どうしたの?なんか変だよ」と不審がってきました。
慣れないことをすると逆に怪しまれるんですね。

その他にテレビを見ながら「これ美味しそうじゃない?」と聞かれたので、「確かに美味しそうだね。でも君が作る料理の方がきっと美味しいよ。」と返しました。すると妻は「うん?本当にどうしたの?何かあった?」と心配されました。

…これで合ってるんでしょうか?

妻への気遣い、会話を広げることを少しは意識して妻と会話をしてみたのですが、今までとのギャップがありすぎて逆に家庭内の空気が不穏になっています…

妻は不審には思っていますが嫌がってる感じは無いのでしばらく続けてみようと思います。

もしかしたらみなさんから、そうじゃない!まだわかってない!とお叱りが飛んでくる気がしますが、今はこれが自分にできる精一杯です。

会話って難しいですね。

妻が嬉しそうにしています

もやし トピ主


みなさんたくさんの為になるレス本当にありがとうございます。

全てのレスに目を通しておりますし、とても参考になります。

少し補足をさせていただくと、一部の方には私が妻に家事を丸投げしているように映ったのかもしれませんが実際は共働きですので、家事は当然分担しています。

風呂も沸かすし料理もしていますよ。

あと私の追加のトピにあった「慣れないこと」とは今までロクにしてこなかった会話を広げることのつもりで書きました。

拙い文章のせいで誤解を生んでしまい申し訳ないです。


今回初めてトピをたてましたが思った以上に私を応援してくださる声が多く驚きと感謝の気持ちで溢れています。

妻への感謝、労い、会話を膨らませるということを少し意識するだけで妻が嬉しそうにしています。

もっと早くこうしていればよかったと後悔しています。

よかったですね。ただアスペルガーのひとたちのこういう対応は、本心からの共感ではありません。あくまでも相手の反応をみて「こういう対応が相手に好感をもたれる」と感じるところまでです。生成AIと同じで、「人間のふり」をしてるだけであって人間ではない。「もやし」氏は今後も奥さんに嘘をついたり騙したりすることは、たとえしたいと思う局面があったとしても絶対にできません(たとえば外で愛人ができても隠せない!)。しかし、これは数痴も同じです。必ずしも数学の本質をよくわかってなくても、訓練次第で「数学がわかってるふり」ができるようになります。受験生の皆さんも頑張ってください。

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異常に早いイチョウの黄葉 〜今秋全国的なのか?

ポワール

(「黄色く色付いたギンナン(10月8日午前9時39分、福岡市中央区の舞鶴公園で」読売西部本社夕刊の記事から)


 

今朝読んだ読売朝刊1面のコラム「編集手帳」、実はこの数日同じことを私も感じていました。

桜の名所で例年より1か月早くソメイヨシノが咲けば、ニュースになるだろう。イチョウの黄葉はどうか◆福岡市の中心部にある「舞鶴公園」で、イチョウ並木が黄に色づき、ギンナンが鈴なりに実り始めたという。本紙西部本社が発行する夕刊の社会面が記事と写真を掲載していた。気象庁の生物季節観測によると、福岡のイチョウの黄葉日は平年が11月20日頃となっている。それより1か月以上も早く、黄色の景色に染まったことになる◆ちなみに主な都市の黄葉の平年値は札幌が11月上旬、仙台、東京、大阪が同下旬とされる◆<黄落やジーンズ家族に空の青>。俳人の藤田直子さんの句集「極楽鳥花」(ふらんす堂)から引いた。イチョウの葉っぱの舞い散るなかを、家族の全員がジーンズをはいて歩いている。このごろ、日中の暑さが薄らいできた。晴れていると、空が青く高い。ようやく短パンや薄手のズボンをタンスにしまっていい季節になったかもしれない◆<黄落>は行楽にかけたのだろうか。きょうから3連休が始まる。外に出かけるにしても、熱中症予防の水や厚手の上着もいらない秋は短い。

首都圏でも千葉や埼玉などの郊外を走る電車の車窓から見ていると、あちこちのイチョウが黄葉しているのに最近気づいていました。イチョウの葉は油分を多く含むこともあって照りがあるので、黄葉し出すと遠目にもくっきりとわかります。イチョウの黄葉は割と遅く、自分の母校の学園祭の記憶と結びついており、関東だと11月下旬の勤労感謝の日前後です。ただ最近温暖化のせいか後ろ倒しの傾向があり、遅い年だと12月に入ってからでないと始まらないこともありました。ですから「まさか」という感じでした。


 ここで述べられた読売西部本社夕刊の元記事をあたってみました。

「寒露」九州・山口は所々で雨、鈴なりに実ったギンナン色付く

10/8(水) 15:47配信


 二十四節気の一つで、朝晩の冷え込みが強くなるとされる「寒露」の8日、九州・山口は曇り空に覆われ、所々で雨が降った。福岡市中央区の舞鶴公園では、イチョウ並木に鈴なりに実ったギンナンが色付いている。同市南区の会社員(27)は「ようやく暑さが和らぎ、ギンナンを見ると秋の気配を感じるようになりました」と話していた。

何となく「季節の到来」といった書き方で、涼しくなってようやく秋の風情が感じられるようになったというのんびりした捉え方です。しかし、本当に普通のことなのか、この黄葉?冒頭の写真がその舞鶴公園で撮影されたイチョウですが、銀杏しなびてませんか?銀杏臭いからあまりしげしげと見ませんが、落ちた実でも最初はもうちょっと張りがある果肉でなかったかな?もしこのイチョウの黄葉が全国的な話だとすると、私は何か異常現象でないかと感じます。


 北大は秋の学園祭を「金葉祭(こんようさい)」といい、このイチョウの黄葉の季節におこないます。例年10月下旬か11月初旬ですが、今年は11月1日、2日開催に決定と出ています。こどもに確認したところ、「札幌近辺のイチョウの黄葉はぼちぼち始まった」とのことでした。まあまあ例年通りですが、それでもやや早い気もします。


 桜のソメイヨシノ、最近9月に入る前に葉が散り始める事例が多くなったと感じていました。「あれ?桜の落葉は他の木より早いものだったのだろうか?しかし、8月に散り出すとは」と考えましたが、遅いソメイヨシノは遅く、やはり10月後半くらいにならないと紅葉しません。今年はそういう早く落葉していたソメイヨシノの木が続々と枯死している印象です。桜の枯死は寿命のせいもありますが、最近の増加は外来種のクビアカツヤカミキリのせいだということになっています。あちこちの自治体でお金を出してこのカミキリの収集と駆除をおこなってます。けれども、僕は無意味だと思っています。弱ってしまった木が増えているのが先で、そこにクビアカツヤカミキリが繁殖するというのが根本的な図式でしょう。寧ろそういう木は積極的に早く枯らして世代交代するのが、自然の理にかなっています。


 今夏は異常といえる高温が長期間続きました。昔は関東あたりで35度を超えるのはせいぜい1日あるかないかだったと思います。ところが今夏は35度どころか40度前後の日が数十日ありました。どう考えても異常な高温で、「温暖化」などと表現できるレベルではありません。トランプは「温暖化と二酸化炭素は関係ない」など戯言をベラベラ言うので、目の前にいたら張り倒したいくらい腹が立つのですが、無知蒙昧なアメリカ人大衆が背後に控えていることを考えると暗然とします。このイチョウの黄葉の早さが全国的な現象だとすれば、自然が発する警鐘でないかと私は思います。

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