クヒオ大佐　（元祖「国際ロマンス詐欺師」？）
身近にいる「水原一平」　〜誰にでも起こりうる事件

最近医学部受験の大きな波が少し引いたせいか、医学部・医療系受験ブログも熱心なひとは少なくなったと感じます。受験生は自己アピールのブログ書きにいそしむより、まずは自分の学力を固めるのに専心すべきなので、それでいいと思います。しかし一生懸命頑張った軌跡を読むと、そのまじめさに心を打たれ、成功を祝いたくなりますね。

　そういうまじめな方もいる中で、とんでもないヤカラもいるので、老婆心（老爺心？）ながらご注意を。そういうとんでもブログの特徴はいくつかあります。

1　女子受験生を装うこと
これ、絶対。医学部受験生は男子が多いせいか、女子が書くと知るとドキドキするのでしょう。女の子らしい文章で、女子力アピールがちりばめられた内容にうっとりする。しかし相手はもしかすると、可愛い女の子どころか、ハゲたおじさん（おじいさん）かもしれませんよ！

2　空疎な受験生活を描くこと
普通の受験生は模試の出来や成績に一喜一憂で、ブログに書くならそれが中心でしょう。ところが、ニセ受験生ブログでは自分が模試どころか勉強さえしてないので、パパとかママとか家族関係アピールがやたら多くなる。模試などはどこかでパクってきた写真とかを都合良く並べて、「やってる雰囲気」を醸し出す。しかし、学校の期末試験と予備校の模試が同レベルで論じられるのは、普通ない感覚ね。

3　空疎な医学部生活を描くこと
実際には入学などしてませんから、荒唐無稽な想像を書く。最近は教養課程が1年で終了なところが多いのに、それを知らずに2年間スタイルで書いてしまう（こういうところがおっさん、いやお爺さんだからなんでしょうが）。

大体3あたりでボロが出て来て、自爆して終わりです。しかし終わりになる前にコメントなどで関わってきた他者をもてあそび、最後にはとんでもない悪意がこもったイヤガラセをしてきます。過去には「マリリン」「まいりーん」「まいりん」とかいうHNで書いていたのがいましたが、同一人物でしょう。やたら「ま行」と「ん」がつく名前が好きらしいな（笑）。受けるところも理3とか京医といった超難関ではなく、防衛医大、北大医学部、順天堂大とか頑張れば手が届きそうな上位医学部に「合格した」というストーリーが多いです。

　今回は入試が終わってから模試成績を晒す新手の戦略か。大体受験が終わってから、模試成績で友人達と談笑するって何？（笑）模試成績なんて受かってしまえばどうでもいい。そもそも他人と見せ合って、何の話をするのですか？「可愛い女の子」に鼻の下を伸ばすのは受かってからで、それまでは一心不乱でいかないと奈落の底に突き落とされますよ。受験生本人でなく、保護者のおじさんなら自分の奥様を大切に。ご用心、ご用心。