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2024能登半島地震 〜他人事ではない

震災に想う
都区内マンションの高騰 〜都心マンションに住みたがる心理がわからない


2024年は元旦から衝撃的な天災で始まりました。16時のサッカー日タイ戦終了を親戚とともに見ていたら、緊急地震速報が流れました。「また能登半島なのか」と思っていたらその数分後にまた緊急地震速報。画面でみる能登半島のどこかでは、土煙をあげて民家が倒壊していくのが見えました。しかも今度は「東北地方・関東地方も強い揺れに警戒してください」とアナウンスされ、えっ!と驚きました。1分くらいしてから部屋がゆらゆらと揺れだし、部屋のライトや飾りがぶらぶらしだしました。ものすごい揺れというわけでありませんが、能登から500キロ以上も離れた関東で揺れるとはただ事でないと思いました。続けて津波警報、そして大津波警報が発せられ、アナウンサーの絶叫に近い強い口調に身構えました。


 2日近く経った本日、ようやく被害の全容が見えて来ましたが、1日の当日に思っていたよりかなりひどい状況になっていることがわかりました。東日本大震災の時もそうでしたが、都市部から遠い地方は通信や交通が遮断されてしまうので、被害実態がなかなかすぐに伝わらないと感じます。輪島市で潰れた家屋の横に佇む男性が、なぜそこにいるのか最初のニュースではよくわかりませんでした。しかし帰省していた娘さん2人が家の下敷きになって死亡したと知り、心中いかばかりかと思いました。元旦だったので、故郷に帰省していて被害に遭われた方々も相当いるのでないでしょうか。当初はっきりしなかった津波の被害も、能登半島東側を中心に相当なものであったことも、今朝初めて知りました。


 そして昨日夕方の羽田空港での旅客機と海保機の衝突には衝撃を受けました。最初滑走路で燃える機体が意外と小さく、状況がよくわかりませんでした。しかしその後別な場所にある日航機が後方客室から激しく燃えるのが映され、えらいことになったと思いました。人影がまったく見えないが脱出した後なのだろうか、それとも衝撃で機内に取り残されたまま身動きできなくなっているのだろうかと心配になりました。新千歳発と聞き、この日ちょうど家族や親戚が北海道に帰ったり、北海道から戻ってくる日だったので、慌てて安否確認をしました。幸い当該機でなかったことを確認しましたが、生きた心地がしませんでした。間もなくして搭乗者は全員無事と知りましたが、問題は最初映った海保機です。燃えさかる機体に消防員が近づきますが、もう何か手が付けられない印象でした。あとで機長以外の5人全員が機内で死亡したと聞き、やはりそうだったかと思いました。なぜ海保機がこの混雑する時間帯に離陸?もしかして能登半島地震と関係するのでないかと思ったら、やはりそうでした。


 2024年は災厄とともに始まりました。しかし、これで終わるとは到底思えません。私は、このところ関東で大きな地震がないことが、昨秋からとても気になっています。もし関東で能登半島地震の規模の地震が起こったら、一次災害・二次災害ともにとてつもない事態になりそうです。元旦の地震・2日の飛行機衝突の両方とも、我々に重大な警告を与えている気がするのです。


 XなどのSNSで能登半島地震に関したfake newsやfake picturesが次々と上がっているようです。中には東日本大震災時の大津波をあげている人もいるようで、唖然とします。まさに他人事、オモシロイから盛り上げてやれくらいの浅薄な動機なのでしょう。多くの人間がいたら一定数のアホがいるのは仕方ないとわかっています。「天網恢々疎にして漏らさず」も往々にして、全然そうならないこともわかっています。しかし、そういうことをする輩については怒りが治まらない。諦念を抱くことは、僕にはできません。