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医学科入学者、女性初めて4割超に 〜ヤフコメの反応


医学部入学者、女性が4割占める 〜女性医師増加するとどうなるか
医学科入学者、女性初めて4割超に 〜朝日新聞記事から
医学科入学者、女性初めて4割超に 〜ヤフコメの反応
慶応義塾の研究 〜医学部に内部進学できるのはどんな学生か?


朝日新聞の「医学科入学者、女性初めて4割超に」記事のヤフコメを見てみましょう。


まず男性医師と思われる方から、女性医師への思いっ切りの批判があります。

mas********1日前


女性のほうが10代であればペーパー試験がよく出来るから順当に合格者を出せば女性が多くなるのは必然でしょう。ただ医師は社会的地位も収入も高いですが、肉体労働だということが認識されていない。

女医の全てとは言いませんが30代以降は当直は免除してほしい、常勤ではなく割りの良い健診バイトが良いと希望する女医はとても多い。年間に医師を輩出できる人数に限りがあるのであれば、夜の勤務も含めて医師の責務であるということを理解して進学してほしい。

医療界でも当直や常勤ができる医師に給与の面で手厚くする、外科や産科医なども給与水準を上がる、皮膚科や麻酔科、眼科などマイナー科は水準を下げるなどしてバランスを取らないと医療崩壊が起きます。

tma********1日前


医師です。女性医師は妊娠、出産を期に、一番しんどい当直業務をしなくなる方が増えます。時間外の呼び出しにも、家庭を理由に応じません。安易な医学部進学を思いとどまらすためにも、皮膚科、眼科などの楽な診療科の診療報酬を半分にして、対策を立てるべきです。

ten********1日前


女性を平等に増やすように是正した以上は、女性側も男性レベルにはきちんと仕事をこなせるようになっていただきたいです。

患者側としては、担当医師が男性か女性化は関係なく「医療のプロ」が診てくださっているという認識です。

女性だからと言い訳したり、庇い立てされるようでは困ります。

産休育休や緊急対応は男女同様になるよう医院経営側も環境整備をしっかりしていただきたいです。

mum********1日前


考慮すべきは女性医師と男性医師の生涯労働時間の差です。離職率、休職率の高さから女性医師は男性医師と同じだけの対価を産むとは思えません。

同じ税金で医科大を卒業しても、貢献率は男性には敵いません。

私は出産育児を得て、同期の男性とは埋まらないほどのキャリアの差があります。もちろん復職も敵いません。

医師に限ってはキャリアがものをいいます。

この職種に限っては男女平等はメリットがないように思います。

sur1日前


医療現場はとにかく過酷です。

欧米と日本の女性とでは基礎体力が違いますから、辛さに耐えかねて結局家庭に入るペーパードクターが増えると思います。

だから、体力のある男性向きの職業である事は間違いありません。男女比などあって当たり前の職業だと思います。

最後の日本人と白人の体力差ですが、こんな批判がされています。

bse********1日前


看護師も夜勤があってかなり過酷だと思うけど、女性の方が多いよね

体力云々は後付けだと思う

kak********1日前

>欧米と日本の女性とでは基礎体力が違いますから


欧米の日本の医師の男女比の差を基礎体力の違いだと解釈しているという事?

それならエビデンス下さい

看護師の夜勤と医師の当直では負担の大きさが、まったく違いますよ?また私のごく個人的経験からすると、白人女性の医師としての馬力は一般の日本人女性医師よりかなり大きい印象はあります。そういうことを言うと、「体力があまりない女性医師も十分働けるようにすべきで、そうでない医療の現場が旧態依然の男社会で間違っている」という意見が出そうです。


 心臓外科医からこんなコメントがありました。

rrg********1日前


心臓外科医です。命を救うと純粋に考える医師は減少していると感じております。語弊がありますが女性は体力面も含めて外科の領域で活躍することは現在の日本では難しく、女医さんも最初からきつい領域を選択肢にいれておりません。そのような考えになるのは否定しませんが、一般的にきついといわれる領域もカバーするのであれば医師の給与に絶対的に格差をつけるべきです。手術の保険点数に見合う給与をもらえるのならきついと言われる診療科でも医師は確保できます。心臓外科で年収1億もらえるならみんな頑張りますし目指します。これからの人材にも夢のある話です。ただしそのためには自由診療が必要であり、最終的には現在の垂れ流しの保健医療制度に大きなメスをいれ、患者さんには自己負担を強いることがもっとも重要です。「この手術には400万円かかりますよ」、と言われる世の中とならないと医師の偏在、女医さん問題は解決しないと思います。

外科系の臨床教室で女性は歓迎されないどころか、まったく取らない科も随分長いことありました。その典型が心臓外科でしたが、その慣例を打ち破った人がいます。それは内藤千秋氏、今の向井千秋氏です。向井氏は日本人女性初の宇宙飛行士として有名ですが、元々は慶應病院心臓外科の医師でした。向井先生の体力・精神力はすごいもので、それは大学受験でも発揮されました。慶應入学後も、学生時代のスキー部での活躍は伝説に近いものがあります。そういう人だったからこそ、当時の慶應心臓外科の井上正教授が女性医師として初めて入局を認めたそうです。しかし向井先生以降、この40年ほどの間心臓外科に進んだ女性医師は依然として少ないです。医師は他の職種と違って、クライアントの生き死にに直接関わっています。この問題、今言われる日本の男女格差社会と十把一絡げで絡めていい議論ではないと、個人的には思います。


一般の方からの下の意見は、もっともかな。

ymstt1日前


国民の一人一人に真面目に聞きたい。若し自衛隊員や警察官、消防隊員の半数が女性になったら、男女が均等になったと

喜ぶだろうか。国民の安心、安全より男女均等が優先されるのか。

医療の現場特に救急医療や外科系の現場では女医では体力的に対応できないことが多い。当然である。

いくら医師を増やしても、医療現場での男性医師の負担は増えるばかりである。

このことは僻地医療にも当てはまる。

女性医師の増加が、女性の地位向上だと喜ぶ前に、国民の健康福祉の安心安全の面から考えるべきである。


 女性医師と思われる方からのコメントもあります。

Miki***1日前


私は女性医師です。医師になって15年ほどです。

正直、若い男性医師より、自分の方が体力も知識もガッツもありますし、土日や夜間も働けます。

子育てもしてますが家族が協力してくれます。

ただ、女性医師にダラダラ勤務する人が多いのも事実です。

自分で言うのもなんですが、患者さんへの対応もきめ細かいと思います。

医師になってよかったですし、勤務医だからそんなに稼いでいないですし、ひとまず男女でくくるなよと思います。

jjr********1日前


女性医師ですが、周りの女性医師もみんな、女性医師を増やしてもって思っています。

産休育休やら子供の病気での欠勤が、本人だけでは片付けられず、本人が別日に働くとか無理なだけに、その分、他の医師に全部負担がかかります。専門科ごとにたくさんの医師がいるわけではないから負担は大きくなります。そのことを踏まえると、子持ち女医が働けるところは限られてくるわけで、また、それを理由に堂々と好き勝手する女医も多く周りは疲弊し、現状、内科外科産科小児科など、リスクも多く、救急を見なきゃ行けない診療科は成り手が減るばかりです。もっと、現場の声を聞いて、医学部入学を改革しないと意味がないように思います。

なるほど、女性の敵は女性か。一部とは思うけど、責任感に乏しい女性医師が足を引っ張っている可能性が多分にあります。


GOGO1日前


もう20年以上前になりますが、通っていた某国立大学は学年によっては女性が多かった。少ない学年でも4割程度は女性、外科や内科に入局する女性医師もいて性差が問題になることもなかった。

そういった環境を経験してる身からすると、

今の論調に違和感がある。

出産に関しても皆自由、産休をしっかりとって1年休む人も多い、その場合経済的な負担が病院には生じるが、それはどの職種でも同じ。産休の間はカウントされないのか、帰局は遅い。

初期研修から同じ病院で2-3人出産している先生もいる。周りのサポートさえあれば女医さんが増えても別に問題はないが、仕事以外の仕事、研修医指導や学会発表指導など早く帰るので他の医師が担当することになる。そのあたりのインセンティブをどうするのかは問題かなと思う。

これ何処の医学部かな。自分は筑波大学医学専門学群のことかと思いましたが、こんなコメントがついていました。

アンドリー1日前


>もう20年以上前になりますが、通っていた某国立大学

「佐賀女子医科大学」ですか?

あそこは関東からの落下傘や女子に入試で差別がないですね。

でもね、卒後は佐賀に余り残らないから

佐賀各地の基幹病院は九大、長大、久留米大のジッツのままですね。

佐賀女子医科大学の教授自体が九大に顔を向けいる(隙あれば九大教授に)から、

あれじゃ大学として伸びないと思う。

うーん、実情を全然知らないのでコメントできないが、今でも佐賀大が合格者・入学者とも国立では滋賀医大に続いて全国有数の女子率です。また佐賀大医学部(佐賀医大)が九大医学部の傘下なのは事実です。


下のコメントはなんとも言えない。団塊世代の大半がお隠れになる20年後、医療や医師のニーズがどうなっているか、また医学部定員がどうなっているかで、将来展望が随分違います。

miy********1日前


同学年の80-100人に1人が入れるほど医学部の定員は増えていて、これは団塊世代の高齢化に対応した時限措置もあった。


やがて医療需要は減少すると思われ、時限措置で増やした医学部定員を減らす動きも一部にはあるが、女性比率アップや働き方改革で帳尻が合うと見る人も多いと思う。


ただ、団塊世代の医療需要は正にピークなので本音では男だけ集めてこき使いたいのだろうね。


お医者さんも健康や安全や家庭を大切にして人間らしく働いていただきたいと思います。まずは自分の身を守る選択ですね。


3月9日の読売に[国際女性デー 未来を開く]と題して、大阪医科薬科大学・助教で消化器外科医の河野恵美子さん(53)がインタビューに応じていました。

医師の女性割合は増えている。厚生労働省の2020年の調査では2割を超え、人数は20年前の倍。ただ、外科領域は少なく、消化器外科は1割に満たない。壁となるのは、「24時間365日働くのが当然」という特有の風土だ。河野さん自身もその壁にぶつかり苦悩してきた。


〜中略


ある日、育児中の後輩女性が両立の難しさから離職した。「どんな医師でも働きやすい環境を作らなくては外科が成り立たなくなる」。そう考え、早朝に家事をこなして8時に出勤。夜に一度帰宅し、再び病院に戻る生活を続けた。「生き残って環境を変えるためには、まず力をつける必要があった。そうするしかなかった」と振り返る。


 15年に「消化器外科女性医師の活躍を応援する会」を設立。育児で多忙な医師のために託児所付きの研修や、10分間で手技のコツを学べるレッスンなどを開いた。機器の開発も職場環境を変えるためだ。


さらに河野さんが問題視するのは、手術の執刀機会に男女格差がある点。22年、河野さんら医師グループは、国内で13~17年に実施された消化器外科手術のうち代表的な6種約115万件について、外科医1人あたりの執刀数を男女で比較したところ、全てで男性の方が多かった。その差は、研修医時代から始まっていること、また手術の難易度が高いほど男女差があり、経験年数とともにその差がつくことを明らかにした。


〜中略


外科医の労働環境の改善も急務だ。厚生労働省によると、20年の外科医は約1万3200人で、10年の約1万6700人から約2割減少している。長時間労働などにより、女性だけでなく、若手の医師全体が忌避する傾向にあるとされる。「最近の若い男性医師は共働き家庭が珍しくない。今までの労働慣行が続けば、優秀な人材が流出しかねない」と河野さんは語った。



消化器外科でばりばり働く女性医師は、他にも知っております。しかし、現状はなかなかに女性医師に厳しい世界であると感じます。