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国循(国立循環器病研究センター)で続く研究不正の疑惑

国循・大津欣也理事長の研究不正疑惑 〜「白い巨塔」再来

国循・大津欣也理事長の研究不正疑惑 〜「白い巨塔」再来


ニュースポストセブンの記事です。先日紹介した大津欣也理事長の不正疑惑とはまた異なる研究不正の疑惑です。しかし関係者6人とは多いし、しかもそういう重要役職に就いている者で相次いで疑惑が報じられるのは深刻な問題だと思います。いずれもパブピアからの指摘です。


国循ナンバー3の瀧原圭子理事。大阪大で初の女性副学長を務めるなど著名な循環器内科医だ。この瀧原理事が責任著者などで関わった4つの研究論文に関して、世界中の研究論文を検証するウェブサイト「パブピア(PubPeer)」で「実験画像の使い回し」の疑いが指摘されている(9月19日時点、以下同)


こうした疑惑は他の国循幹部にも浮上している。国循の創薬オミックス解析センター長で理事長特任補佐の山口修氏は、パブピアで14本の「論文不正」疑いが指摘された。このうち13本の論文に大津理事長が共著者として名を連ねている。副院長の中岡良和氏が指摘を受けたのは2本。同じく副院長で弁膜症センター長の山本一博氏は、8本の研究論文で指摘を受けた。


大津理事長に関しては、新たな不正の指摘が追加され、合計13本。今年3月末で辞職した前副所長の鈴木憲氏(現ロンドン大教授)は15本となった。不正の疑いが指摘された研究論文は、確認できた限りで総計41本(重複論文除く)。これだけ大量の不正疑惑が指摘されるのは、前代未聞である。



榎木英介氏は背後に大阪大学医学部循環器内科の体質的な問題を指摘しています。


同じ実験画像を加工して使い回す手法は共通しているので、大阪大・循環器内科で日常的だった可能性があります。大阪大は上下関係が厳しく、結束力が強い。研究不正に異議を唱えることを許されない空気があったのかもしれません


大津欣也理事長の不正疑惑と同じく、大阪大学医学部の体質が問われていると思います。