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国立大学法人法改正が成立(3) 〜集英社オンライン記事へのヤフコメ

国立大学法人法改正が成立(1) 〜「日本が死んでいく」の意味
国立大学法人法改正が成立(2) 〜「法案可決までの異常なスピード感」
国立大学法人法改正が成立(4) 〜集英社オンライン記事2から
国立大学法人法改正が成立(5) 〜“稼げる大学法案”で学問の自由が失われる
国立大学法人法改正が成立(6) 〜小林鷹之氏の考え
国立大学法人法改正が成立(7) 〜戦前の国防教育を思い出す


CSTIの話はこの後に述べます。まずこの集英社オンライン記事では、読者は一体どんな印象を受けるのでしょうか。ヤフコメです。


tan********2023/11/25(土) 14:04


大学の自治を旗印にのんびりされても困るということだろう。大学の世界ランキングを見ると、ベスト100の中に2~3校しか入っていない。補助金をもらい、地位も保障されているのに改革する意志が感じられないということだろう。そもそも大学を作り過ぎだと思っている。整理淘汰して欲しい。


国立大学は法人化したのに、意識は相も変わらず親方日の丸。法人化したということは、私学と同じような意識で大学を運営して欲しいということ。研究力、教育力を上げて、ネームバリューを上げ、自分で稼ぐ大学になって欲しい。企業と提携してもいいし、教育事業を考えるなど自立のために頭を使われたし。いつまでもぬるま湯につかって、何か関連法案が出ると、1960年代の発想で反対を言う。学問の自由が奪われる訳がない。どうぞ自由に学会活動して、良書を出版して下さい。少しは考えてモノを言われたし。

多分、この程度の理解の一般人が一番多いのでないでしょうか?「自分で稼ぐ大学」とは何でしょうか?はっきり言えることは、教育や研究は営利とは限らない。早い話が宇宙の起源の研究をしたって、永久に「稼げません」。また数学や文学もまあ直近には稼げません。大学は工学や医学のような実利と関係するところばかりでないことが、まるで理解できてない。その前に、大学はサヨクの集まりという古くさい考えに、いつまで凝り固まっているのだろうか?

tak********2023/11/25(土) 16:38


「稼げる大学」とは、何ですか

仮に、稼げない大学や、稼げない学長を排除するのが目的なら、大学という存在に対する根本的な破壊行為であり、大学の社会における価値を全否定するにも等しい暴挙である

採算ベースに合う研究なら、大学が実施するまでもなく、とっくに、民間企業が実施している

大学における研究の価値とは、近い将来、利益を生み出せる可能性が低い研究であっても、遠い将来、何らかの形で、人類(日本のみではない)の進歩に貢献するかもしれないテーマについて、採算を度外視して実施する点にある

また、政治的、思想的に、現政権と相容れない主張をしている人文・社会科学系の教授を排除するのが目的だとすると、まさに、学問の自由、思想・表現の自由を侵害するものであって、憲法違反である

断固、廃案を要求する

この法案に賛成した議員は、全員、クビにしたいくらいです


憲法に違反するかどうか私にはわかりませんが、これこそが明治時代に、日本に高等教育機関としての帝国大学をつくった精神だと思います。

tya********2023/11/25(土) 13:39


「もともとの「学問の自由」の出発点は、学問研究に権力からの圧力や介入が無いということである。だからこそ大学の自治は学問の自由の大きな要素なのである。言い換えれば、権力からの干渉を少しでも招くような行為は、学問の自由を壊すことにつながる。」


上記は、ある学者の方のコメントの一説である。

今回新設予定の運営方針会議は、直接的に政治が介入するようなものではないが、迂回して間接的に政治が介入するような方法である。

上記の「学問の自由」の内容から考えれば、新設される会議も「学問の自由」をおびやかすようだよね。


学術会議の任命拒否もそうだが、政府は、「学術研究や教育分野を、国に都合のいいように従わせようとする」ことは誤りであると気づくべきだろうね。

このような重要法案が、わずか1月で成立してしまう恐ろしさを感じるわね。

愚かな政府がかじ取りをすると、危険だということだよね。

明治時代に、欧米に追いつくためとはいえ、大学の自治や裁量を大幅に認めてきた歴史は、大正デモクラシー終了後の1930年代に一変します。このことが、集英社オンライン記事の後半に出て来ます。